連載 中学受験のイロハ 鳥居りんこ

中学受験の秘訣をお教えしましょう|中学受験のイロハ 鳥居りんこ(33)

専門家・プロ
2017年1月27日 鳥居りんこ

中学入試本番を控えると、生きた心地もしない保護者の皆さまは多いことでしょう。

中学受験は親にとっては本当に「しんどい」日々なのですが、この「しんどい思い」も子供を授かることができて、中学受験という道を歩んできたからこそ味わえるものです。是非一生忘れることができない日々を、親子で楽しんで頂きたいなと思っております。

これまでの回で「わが子が幸せになるための中高一貫校なので、どうすればより良い選択ができるのか?」ということを綴って参りました。

最終回の今日はその「まとめ」を書いておこうと思います。

中学受験、やるなら徹底的に幸せになる方向でいきましょう

鳥居りんこはかねてより「中学受験は結婚と同じ」と主張しております。

つまり「経験するも良し、経験せずとも良し」なものであるが、やるなら「徹底的に幸せになる方向で経験しようよ」っていうものです。

そのために私は最後に次の言葉を皆さんにプレゼントします。

「中学受験はやる前は両目を大きく見開き、やりだしたら片目を閉じ、入ったら速攻、両目を閉じる」

中学受験は一度、そのレールに乗ってしまうと、降りることに大変な勇気がいるものなので、わが子に「受験させようかな?」と考えだしたら、あらゆることを丁寧に検討することが、最も大切な作業になります。

経済的負担、大人のサポート体制、わが子の成長度。

これらに加えて、夫婦間の教育方針を一致させておく、一致まで行かない場合は最低限、納得はしておくという夫婦間の胸襟を開いた話し合いは必須です。

この大元が崩れると子供をサポートしきれなくなるので、始める前に是非逃げずにじっくりと「教育方針」を話し合ってください。

それから、やはり「受験させよう」となったなら、「どういう学校があって、わが子が幸せになるためにはどこがいいのか?」という視点で情報収集してください。

すべてが満足するような学校と相思相愛になれるのならば一番良いのですが、第一志望に入学できる子は5人に1人とも3人に1人とも言われる世界ですので、何を優先順位に考えるのかをきちんとシミュレーションしておく必要があります。

わが子の成績との兼ね合いもありますので、中学受験に駒を進めたならば、片目をつぶりながら走っていくといくことも必要になりますし、合否の結果を両目で見つめ過ぎないということも大事なポイントです。

そして、入学後は「学校方針」に全面的に賛同するために両目を閉じて、わが子を信じて学校に預けるってことになります。

大切なお子さんの幸せを祈ってあげてください

入試本番、そして結果が出て入学式を迎えるときの親御さんの言動が、お子さんのこれからの未来に大きな影響を与えてしまうということを肝に銘じ、是非「幸せになれ」との祈りを込めて本番に送り出してあげてください。

長い間、このコラムをご愛読くださいました皆様、本当にありがとうございました。

この続きは鳥居りんこブログ「湘南オバちゃんクラブ」でお楽しみ下さい。

皆様が笑顔の春に包まれることを祈って。

※この記事は、「マイナビ家庭教師」Webサイトに掲載されたコラムを再編集のうえ転載したものです。


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※記事の内容は執筆時点のものです

鳥居りんこ
この記事の著者
鳥居りんこ 専門家・プロ

エッセイスト、教育・子育てアドバイザー&介護アドバイザー。「偏差値30からの中学受験」シリーズ(学研)などの著者。受験から子育てまでの講演・執筆活動多数。ブログでは、中学受験、大学受験、子どもと自分の就職、子育て、夫婦問題、老人介護問題、その他あらゆる女性が抱える難しくも、素敵な日々を綴っています。

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