
密度についてわかりやすく解説! 水に浮くものと沈むものの違いは何だろう?
私たちの体は、水に入って何もしないでいると沈んでいきます。しかし、浮き輪を身に付けると、体重がほとんど変わらないにもかかわらず、水面に浮くことができます。このような違いがあるのはなぜでしょうか?
物が水に浮くか沈むかは、その物の密度が関係しています。身近な疑問をヒントにして、理科的な考え方に触れてみましょう。
「密度」について理解しよう
「密度」にはいくつかの意味があります。言葉の使用場面に応じて、密度が何を表しているのかを理解しましょう。
理科で扱う「密度」
理科で扱う「密度」は、単位体積あたりの重さのことです。小学理科では、単位体積は1cm3です。また、「重さ」は、正確には「質量」です。しかし、小学理科の範囲では「重さ≒質量」と考えて問題ありません。重さの単位はgです。
言葉の定義通りに考えれば、「密度=重さ÷体積」で求められ、密度の単位はg/cm3となります。
同じ体積のものを比べたとき、密度の大きいものほど、重くなります。たとえば、金の密度は19.32g/cm3で、銀の密度は10.49g/cm3です。したがって、金は同じ体積の銀より重いとわかります。
理科以外の「密度」
「密度」という言葉は理科以外の科目でも出てきます。算数や社会では「人口密度」を習うでしょう。「人口密度」の「密度」はこみ具合を表します。具体的には、1km2あたりの人数として計算します。
また、「勉強の密度」「話の密度」などというときの「密度」は、内容の充実度を表します。「勉強の密度を高めよう」は、短い時間でやるべきことをきちんとこなして、成果につながる勉強をしようという意味になります。
理科で扱う「密度」と他教科や日常生活で耳にする「密度」は区別する必要があります。言葉の定義があいまいだと混乱するので要注意です。
水や他の物の密度を比べよう
水や他の物の密度について理解を深めましょう。密度がわかれば、物が水に浮くか沈むかもわかります。
水の密度と物の密度
水の密度は約1.00g/cm3です。この密度よりも大きい物、たとえば金や銀を水に入れると沈みます。
中学受験ナビについて
中学受験ナビは
保護者のための中学受験情報サイトです
会員登録すると・・・
- 中学受験のノウハウ
- お子さまに合った学校選び
- 保護者の関わり方・考え方
- 教科ごとの学習ポイント
などすべての会員コンテンツが読み放題!
毎月情報
掲載!!

通常
880円/月(税込)
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます