学習 国語

物語文のカギは登場人物の心情(気持ち)! セリフや行動に注意しよう

2018年12月10日 天海ハルカ

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物語文では場面や登場人物の関係なども大切ですが、何よりしっかり読みとるべきは登場人物の心情(気持ち)です。なかでも主人公や話の中心となる登場人物の心情の変化は頻出の問題。80字以上の長文記述となることも珍しくありません。

注目したいのはセリフ、行動、表情、情景描写。気持ちを正しく読み取るための基本をまとめました。

※中学受験問題の設問では「心情」ではなく「気持ち」という表現が多く使われるため、この記事では「気持ち」という表現で統一し、解説します。

セリフから気持ちを読みとる

登場人物のセリフは気持ちや性格、考え方などの理解に役立ちます。「もうっ!」で怒りを表したり「えっ……」で驚きを表したりと、たった数文字の短いセリフも重要です。

セリフの内容以外にも話し方のクセ、語尾、言葉の選び方などにも注目すると人物像がわかりやすくなります。

幼さを強調するためにセリフをひらがなばかりにする、怒りを表すために急に敬語を使い出すなど、パターン化しているものも多くあります。慣れも必要ですね。

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天海ハルカ

天海ハルカ

  • この記事の著者

大手進学塾で国語講師を務め、主に5,6年生を担当。偏差値20台の勉強しない子供から、御三家に合格するレベルの子供まで幅広いレベルを受け持つ。モットーは「無理なく楽しく効率的に」。著書に『中学受験国語・成績を上げる思考力の磨き方-情報を整理し理解して伝える力』(エール出版社)。

中学受験を応援する個人サイトを運営しながら教育系webライターとして教育、子育てサイトでも活動。プライベートでは、わが子の中学受験をサポート中。

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