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小学2年生で習う漢字は160字。書き順までしっかり覚える方法3選 (2ページ目)


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2.アプリを使う

最近は、スマートフォン/タブレットで漢字を勉強できるアプリも開発されています。おすすめなのが、「小学生手書き漢字ドリル1006」というアプリです。教育雑誌や書籍、教育委員会でも取り上げられている人気の漢字学習アプリで、画面に手書き/タッチペンで漢字を書き込み、学習することができます。

正しい漢字がわからない場合、解答ボタンを押すと、正答が書き順ともに表示されるので、その字をなぞって書く練習ができます。熟語や例文を使って出題するなどの工夫がされており、わかりやすく漢字を覚えてもらう仕組みがつくられています。

なお、このアプリに限ったことではありませんが、スマートフォンやタブレットでの学習に偏りすぎて紙に自分の手で漢字を書く練習が不足しないように気を付けてください。学校や入試の場面において、鉛筆やシャープペンシルで文字を書くことに不慣れなのは大きなハンデです。

3.漢字を分解して覚える

小学2年生で習う漢字は複雑ですから、字の全体をそのまま覚えるようとしても難しい場合があります。そんなときによく使われる覚え方が、ひとつの漢字をバラバラに分解して覚えるという方法。たとえば「頭」という漢字であれば、「一」「口」「ソ」「一」「一」「ノ」「目」「ハ」と分解し「イチクチソイチ、イチノメハ」と呪文のように唱えながら書くことで、字形と書き順を覚えることができます。「科」の字なら、左の部首を「ノ」と「木」にわけて「のぎへん」、右の部首は「てん、てん、じゅう」などとすることになるでしょうか。この方法は、子どもにとっても楽しい学習方法です。ぜひお試しください。

小学2年生に多い漢字のつまずきとは

※画像はイメージです

最後に、小学2年生の漢字学習で、よくあるつまずき方を紹介しておきましょう。

2年生になるといずれも「コウ」と読む「広」「交」「光」など、同じ音読みになる漢字をいくつも習いますが、こういった同じ音読みの漢字は、取り違えてしまったりあいまいに覚えていたりしがちです。それぞれをしっかり覚えるには、「ひろい」「まじわる」「ひかり」というそれぞれの音読み・意味とセットで覚えるように指導しましょう。

また、「あう」→「会う」や「はなす」→「話す」のように問われれば正しい漢字を書くことができても、「会話(かいわ)」という熟語になるとわからなくなってしまうというケースも多いようです。こういったお子さんには、熟語を構成するそれぞれの漢字の意味と熟語の意味を紐付けて覚えさせるとよいでしょう。

まとめ

小学2年生になると漢字学習のレベルも上がってきますが、小学校低学年における漢字学習はいかに楽しくできるかが大切です。ぜひここで紹介した学習法を参考にしてみてください。

※記事の内容は執筆時点のものです

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