
セルフレクチャーで復習が上手くいく! 自分で自分に教える勉強法のコツ5選
最近「セルフレクチャー」が話題となっています。これは、自分で自分に教える勉強法です。一般的に、他人に教えることで知識が定着したり、理解が深まったりするといわれます。筆者も家庭教師なので、教えることが自分の勉強にもなると、日々の指導の中で実感しています。
このような効果を期待できるのがセルフレクチャーです。今回は、セルフレクチャーを復習に活かすためのコツを紹介します。
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- セルフレクチャーが勉強で効果的な理由
- セルフレクチャーで上手に復習するコツ5選
- (1)細かいことまで全て言葉で表現する
- (2)大事なことは数字と一緒に覚える
- (3)自分のまちがいや理解不足にツッコむ
- (4)先生の口調や仕草を真似て説明する
- (5)すらすら説明できるまで繰り返す
- セルフレクチャーで勉強が楽しくなる
セルフレクチャーが勉強で効果的な理由
セルフレクチャーが勉強で効果的な理由はいくつかあります。
まず、自分で自分に教えることで、理解不足の箇所に気づけます。説明していて「ええっと……」となってしまうのは、そこがわかっていないからです。もう一度教科書などを見直して、すらすら説明できるようにすると、理解が深まります。
次に、物事を論理的に考えられるようになります。セルフレクチャーでは、「何となくこうなる」ではなく、「これはこういう理由でこうなる」と言葉でていねいに説明しなくてはならないからです。言語化する力は、国語の記述問題や算数の途中式を書く問題などでも生きてきます。
ほかにも、インプットとアウトプットを同時にできる、書かないので勉強時間を短縮できて量をこなせるなど、さまざまなメリットが考えられます。
セルフレクチャーで上手に復習するコツ5選
セルフレクチャーが最も効果を発揮するのは復習のときです。以下で紹介する5つのコツを実践すると、更に効果がアップするでしょう。
(1)細かいことまで全て言葉で表現する
セルフレクチャーに限らず、誰かに何かを教えるときは、「当たり前」と思うことでも易しい言葉で言いかえるのがポイントです。たとえば、「通分する」は、「分母を最小公倍数にそろえて、分母にかけた数を分子にもかける」などとなるでしょう。もし言いかえられない場合、そこが理解不足だとわかります。
(2)大事なことは数字と一緒に覚える
「江戸時代の三大改革」といえば、享保の改革・寛政の改革・天保の改革です。「三」のように数字があると、大事なことを覚えやすくなります。これをセルフレクチャーにも応用しましょう。「日本の世界遺産は22件(2018年時点)。そのうち文化遺産は18件で、登録の古い順に法隆寺、姫路城…」のように自分に言い聞かせるようにすれば、「18件あるのに15件しか思い出せない。あと3件は何だっけ?」となって、知識の抜け漏れに気づけます。
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