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【県庁所在地の覚え方】紛らわしい県は地図と由来でイメージをつかもう

2020年3月24日 ゆずぱ

県庁所在地をなかなか覚えられない。このような悩みを持つ子は多いのではないでしょうか? 特に、都道府県名と県庁所在地の名前が異なる場合は混乱してしまいます。今回はそのなかでも、混乱しやすい8県をピックアップしておすすめの覚え方を紹介します!

■特に覚えにくい県庁所在地
【西日本の3県】松江市、松山市、高松市
【北関東の3県】前橋市、宇都宮市、水戸市
【近畿圏の2県】大津市、津市

■県庁所在地の覚え方
・位置関係を地図でつかむ(地理の鉄則!)
・地名の由来からイメージをつかむ(暗記の定番!)

県庁所在地リストを眺めていても……

都道府県と県庁所在地が書かれた表をひたすら眺めながら、ブツブツとつぶやいて覚えようとしていませんか? このような暗記は、あまりおすすめできません。効率的といえず、すぐに忘れてしまう可能性があるからです。そこでおすすめは、「地図の位置関係」と「地名の由来」を使った“イメージ暗記”です。

【地理の鉄則】位置関係を地図でつかむ

社会の地理分野と切っても切り離せないのが、地図を使った学習です。地図を使って学ぶメリットは、位置関係をイメージでつかめること。表を眺めていただけでは得られないメリットといえます。

【暗記の定番】地名の由来からイメージをつかむ

代表的な暗記法のひとつが、由来を調べることです。単なる“無機質”だった単語が、由来を調べることで明確なイメージとして記憶に残ります。特に地名は調べてみると面白い由来がたくさん出てくるので、大人になっても忘れないほど記憶に定着することもあります。

紛らわしい県庁所在地8選

都道府県名と都道府県庁所在地名が異なる都道府県は、全部で19個あります。北海道の札幌市や宮城県の仙台市、愛知県の名古屋市などは意外とすんなり覚えられますが、多くの子が混乱してしまうのが以下の8県です。それぞれの県庁所在地を、地図と由来で覚えていきましょう。

※本記事で紹介する地名の由来は、諸説あるうちの一説です

【西日本】 3つの県庁所在地

混乱する県庁所在地の代表格といえるのが、「松江」「松山」「高松」です。すべて「松」の字がつくので混乱してしまいますよね。

まずは、地図上の3つの県庁所在地を結んでみましょう。すると、中国地方と四国地方にキレイな三角形が現れるのがわかりますね。はじめにこの位置関係をイメージとして頭のなかに入れておくのがおすすめです。そのうえで、それぞれの県庁所在地の由来を見ていきましょう。

松江市(島根県)

島根県の松江市は、中国の大きな湖のほとりにある「淞江」という都市に似ていたことから名付けられたそうです。島根県の“大きな湖”といえば、宍道湖(しんじこ)ですね。ちなみに「江」という字は、海が陸地に入り込んだ地形のことを指します。

松山市(愛媛県)

愛媛県の松山市といえば松山城が有名です。このお城は「勝山」という山の上に建てられました。しかしこの地を治めていた領主が、勝山という地名を改めて「松山」という地名をつけたそうです。

高松市(香川県)

香川県の高松市の由来は諸説ありますが、高松城が建てられたことを由来とする説が有力です。ちなみに、海の近くに天をつくような高い松の林があったことから「高松城」と名付けられたといわれています。

【北関東】 3つの県庁所在地

次は、意外と混同しがちな北関東3県の県庁所在地です。位置関係は、西から「前橋市」→「宇都宮市」→「水戸市」の順で、ほぼ東西一直線上に並んでいます。

前橋市(群馬県)

群馬県の前橋市の地域は、もともと厩橋(うまやばし)と呼ばれていました。この地名が、後に「前橋」となったそうです。ちなみに厩(うまや)とは馬屋、つまり馬小屋のことですね。

宇都宮市(栃木県)

栃木県の宇都宮市には、二荒山(ふたあらやま)神社という神社があります。この神社は「一宮(いちのみや)」と呼ばれていたことがあり、それがなまって「宇都宮」となった説があるそうです。

水戸市(茨城県)

茨城県の水戸市には、千波湖(せんばこ)という大きな湖があります。そして湖の出入り口を「みと」と呼んでいたことから、この地域が「水戸」になったといわれています。

【近畿圏】 2つの県庁所在地

最後は近畿圏の2つの県庁所在地、滋賀県の大津市と三重県の津市です。地図上でみると、北に大津市、南に津市という位置関係になっています。

日本一大きな湖の琵琶湖のほとりにあるのが大津市、伊勢湾に面する港町が津市ですが、両方とも「津」という字がついているので混乱してしまいますね。そこで、それぞれの由来を見てみましょう。

大津市(滋賀県)

滋賀県の大津市の由来となる有力な説はありませんが、天智天皇がこの地に「大津京」という都を建設したという歴史的な出来事を由来とする説があります。

津市(三重県)

三重県の津市は、もともと「安濃津(あのつ)」という地名でした。そして安濃津から「津」だけ残ってしまった、という説があります。ちなみに「津」は、港という意味。津の地名の由来は港ともいえますね。

まとめ

県庁所在地は、覚えるのがなかなか大変です。ただ、紛らわしい場所に的をしぼり、地図と地名の由来を使って「イメージ」として覚えることで効率的に記憶できます。長期的な記憶として残すこともできるでしょう。イメージで覚えることは、今回紹介した以外の県庁所在地を覚えるときや、ほかの単元の暗記でも使えるテクニックなので試してみてくださいね。

※記事の内容は執筆時点のものです

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