楽しく遊んで覚えよう! おすすめの中学受験生向けゲームアプリ4選
中学受験は、時間との勝負。ゲームを禁止にしたり、利用時間を短くしたりして「勉強や睡眠の時間を確保したい!」と考える親御さんも多いですよね。ただ、ゲームを取り上げると子供とのケンカに発展してしまうなど、うまくいかないことも多いかもしれません。私自身、受験生の親としてゲームの取り扱いには特に苦労しましたが、実はいま思うと中学入試に役立つゲーム、特に「ゲームアプリ」は少なくありませんでした。
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中学受験生におすすめのゲームアプリ
わが家で活躍した勉強系のゲームアプリを4つ紹介します。勉強面の知識をつけてから遊ぶほうが楽しめるアプリもあるので、おすすめの開始年齢もあわせてお伝えしますね。ちなみに子供によって向き不向きもあるので、まずは親御さんがゲームの内容を確認してから子供に使わせるのが良いかと思います。
桃太郎電鉄JAPAN +
日本地理を学べるゲームといえば、桃太郎電鉄(以下、桃鉄)。私もですが、親御さんのなかにもこのゲームで地理を覚えた方は多いかと思います。さまざまなシリーズが出ていますが、「桃太郎電鉄JAPAN +」は全国各地をまわって物件を購入しながら“日本一の大社長”を目指すスマホアプリです。このゲームは、すべての学年の子におすすめです。アプリではなく、Nintendo Switchの桃鉄でも日本の地理を楽しく学べます。
ちなみに私の子は、地理がかなり苦手。歴史の勉強が始まったあとも「京都の場所は多分あそこだと思うけど……」と言っているほどでした。そこでわが家では、家族団らんの時間や帰省先に向かう長距離移動の際に「桃太郎電鉄JAPAN +」を家族でプレーしていました。特に私は、次の2点が気に入っていましたね。
- ゲーム時間を短めに設定できる
- 物件をどんどん買える
ゲーム時間を短めに設定できる
桃鉄の“悪キャラ”といえば、キングボンビー。「桃太郎電鉄JAPAN +」では、キングボンビーが出現しない程度のゲーム時間を設定できます(※1)。キングボンビーが出現している間は画面が薄暗くなってしまい、地図上に表示される農作物や建物が見にくくなってしまうのが懸念点でしたが、ゲーム時間を短くしたことで明るい画面のままゲームが進み、その土地の特徴が見えやすくなりました。ちなみにわが家は、次に紹介するイベントなどを楽しみたかったので「3年モード」でプレーしていましたが、とにかく画面を見せたい場合や低学年の子には「1年モード」がおすすめです。
※1 キングボンビーは3年目の12月ごろから出現
物件をどんどん買える
物件をどんどん買えるのも良かったですね。私の子は「農作物」の単元が苦手だったので、私はあえてゲーム内では畑ばかり買っていました。たとえば宮崎県で「豊作イベント(※2)」が起こったときには、たくさんの収入が手に入ったことに喜びつつ、「ピーマン畑を買ったらお金増えるんだよね!」と、子供は自然とその土地の特産物を覚えていましたね。
※2 畑などを所有しているプレーヤーがいるとき、一定の確率で発生するゲーム内のイベント
桃太郎電鉄JAPAN +
iPhone
※Android版はリリース未定(2021年4月時点)
あそんでまなべる 星座パズル
「あそんでまなべる 星座パズル」は、ジグソーパズル感覚で星座を覚えられるスマホアプリです。星座占いで使われる黄道12星座、古代神話や伝説に彩られた48星座をはじめ、中学入試でも出題される可能性のある全88星座の配置をパズルで学べます。
夜空のイメージを掴みながら学べるので、星座の位置関係などをなかなか覚えられない子にもぴったり。レベルも細かく選べるので、すべての学年の子におすすめです。わが家ではタイムトライアルをして子供と競っていましたが、子供たちがすぐに覚えていくので難しさのレベルを少しずつ上げていきました。
ちなみに「あそんでまなべる」シリーズには、「日本地図パズル」や「人体模型パズル」などもあります。親子で楽しめるものも多いので、星座パズル以外のゲームも一緒にダウンロードしておくと良いかもしれません。
あそんでまなべる 日本地図パズル
iPhone
Android
あそんでまなべる 人体模型パズル
iPhone
Android
wallprime
「wallprime(ワルプライム)」は、壁に書かれた数字を制限時間内に素因数分解していきつつ、スコアを稼いでいくゲームです。YouTuberとしても人気のQuizKnock(クイズノック)制作のスマホアプリで、YouTubeの動画内でも紹介されています。
wallprimeは、分数の「約分」を覚えていく5年生前後のタイミングでプレイし始めるのがおすすめ。モードによって使える素数の数が増えるので、6年生の受験直前まで活躍します。何度も挑戦していると大きな数字でもなんとなく素因数分解ができるようになりますが、特にハードモードは大人の私がやってもかなりの難しさ。わが家では、誰が一番高いスコアを出せるかを競いつつ楽しんでいました。
熟語消し ―― 単語消しの暇つぶしゲーム
「熟語消し」は、漢字を上下左右に線で結び、四字熟語を完成させていくゲームアプリです。画面に表示されているすべての漢字を使うことができたらステージクリアです。
四字熟語について学んでからのほうが楽しく遊べるので、わが家では5年生くらいから遊び始めました。基本的には、同じように5年生以降から遊び始めるのが良いかと思います。ステージが進むと熟語も難しくなるので、親もときどき子供と一緒にプレイしつつ、難易度を調節していくのがおすすめです。なかには四字熟語とは言いづらい言葉も混ざっていたり、大人も知らないような難しい問題が出てきたりすることもありますが、子供はあまり気にせずプレイしていましたね。
ちなみに読み方や意味もその都度確認でき、わからなかった四字熟語は「単語帳」に登録できるので、あとで一覧で復習できます。私自身、はじめは「ゲームだけやって復習なんてしないかも……」と少し不安に感じていましたが、「すぐにクリアしたい!」という気持ちが強かったようで、子供はこれまで間違えた問題を率先して復習していましたね。
iPhone
※Android版はリリース未定(2021年4月時点)
ゲームアプリの注意点
ゲームアプリは楽しく学べる点で役に立ちましたが、一方で時間を決めて遊ぶことは意識させるようにしていました。子供は時間を忘れてゲームに没頭してしまうので、わが家ではゲームアプリを始める前にタイマーで時間を設定するようにしていました。タイマーを設定するのを忘れていた場合には、母親の私が気づいた時点で終了、というルールを付け加えたことも。子供と話し合ったうえで、ゲームをする際に使っていたiPad自体に使用時間の制限もかけました。
ちなみに「この宿題が終わったらゲームをするんだ! 」と、子供はゲームの時間を自分の“ごほうび”として考えていたようで、ゲームアプリは勉強のモチベーションアップのためにも一役買っていたと思います。
息抜きしながら学んでいこう
「ゲーム禁止」は、中学受験生といえども遊びたい盛りの小学生にとっては辛く感じてしまうもの。禁止する・しないで親子のバトルを繰り返すのであれば、勉強にもつながるゲームアプリだけは認める、といったこともひとつの手かなと思います。そして今回紹介したアプリは、親子の会話につながるものばかりです。特に親子でタイムを競ったりすると子供のやる気は上がり、知識もどんどん吸収していきます。わが家では、親の私が想像する以上に子供がたくさんの知識を持っていたことを知るなど、子供の新しい一面を知るきっかけにもなりました。ゲームアプリを使いつつ、親子二人三脚で楽しく勉強を進めていけると良いですね。
※記事の内容は執筆時点のものです
とじる
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