「火をつける」を漢字で書ける? 国語の漢字問題で頻出の同訓異字5選と覚え方3選
「火をつける」の「つける」を漢字で書けますか? 日常的に使用する言葉でも、漢字変換するとなると案外難しいものです。「つける」には「付ける」「着ける」「点ける」などがあります。このように訓読みが同じで異なる漢字を「同訓異字」といいます。
今回は、中学入試国語の漢字問題でも頻出の同訓異字を紹介しながら、覚え方のコツを解説します。
Contents
漢字問題で頻出の同訓異字5選
中学入試で出題される同訓異字はそれほど多くありません。まずは、これから紹介する代表的な同訓異字を覚えてしまいましょう。
「あつい」――熱・暑・厚
「熱い」は、物が熱を帯びた状態を表します。「暑い」は、気温が高いことです。「厚い」は、面から面までの距離が大きいことです。また、心がこもっていることも「厚い」といいます。
「おさめる」――収・納・治・修
「収める」は、物を中に入れることです。「収める」と同じ意味も持つ「納める」は、相手に物を受け渡す意味も表します。「商品を店に納める。」のように使います。「治める」は、落ち着かせることです。「修める」は、「整える」「身に付ける」という意味を表します。
「かわる」――変・代・替
「変わる」は、形や性質などが違ったものになることです。「代わる」は、あるものが別のものの役割を果たすときに使います。「替わる」は、あるものがいなくなって、別のものがその役割を果たすことです。「代わる」と同じ意味で使われることもあります。
「つとめる」――務・勤・努
「務める」は、役割や仕事を引き受けるときに使います。「勤める」は、会社などに雇われて働くことです。仏教で修行することも「勤める」といいます。「努める」は、力を尽くしてがんばることです。
「はかる」――計・量・測・図
同じ「はかる」という言葉でも、時間をはかるときは「計る」、重さや容積をはかるときは「量る」、長さや面積をはかるときは「測る」と漢字変換します。「図る」は、予測することです。
同訓異字の覚え方3選
同訓異字は他の言葉と違って、漢字と送り仮名だけ書けても、文脈の中で使い分けられなければ意味がありません。そこで、同訓異字を混乱せずに覚えるためのコツを紹介します。
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