週テストはできるけど公開テストになるとできない|桜井信一コラム「下剋上受験」

専門家・プロ
2015年3月01日 桜井信一

桜井信一ブログ『父娘の記念受験』で過去に掲載されていた記事から、一部を編集して掲載しています。この記事の内容は 書かれたものです。

今夜は、「週テストはできるけど公開テストになるとできない」がテーマです。

この悩みホントよく聞くのです。

■ケース【1】
「週テストはできるけど公開テストになるとできないんです。なぜでしょう?

■ケース【2】
「週テストはできるけど公開テストになるとできないんです。どうしたらいいでしょう?

【1】の方も、ホントは【2】なんでしょうけれど、実際【1】はびっくりしますよね。

なぜでしょう?」って、その週に習ったことしか覚えてないだけでは?

これが算数とすると、要するにもう解き方丸暗記みたいなもんだと思うんですよね。

それがそっくりそのままみたいなテストになるから、

真面目な子→高得点

となるのかもしれません。

 

さて、問題は「どうしたらいいでしょう?」ですよね。

暗記モノであれば、そりゃもう覚えてもらうしかないですよね。

だけど実際は通塾とその宿題で忙しい!

なかなか以前習った分までやる時間をとれないわけです。

これね、その時間をとっている子もいるわけですよね。

だってみんながみんな一回覚えたらずっと忘れない神童ばかりじゃない。

考えられるのは、またまた2つのケースに分かれる。

■ケース【1】
普段の勉強がダラダラして遅いから宿題だけで終わる。

■ケース【2】
ゲーーーーーーーームの時間が必要である。

【2】は知らん! よくわからん! わけわからん!

最近のゲームは面白すぎ。あんなの毒だと思う。だけど大事な税収入だから潰すわけにもいかん。

まだね。UFOキャッチャーならわかるんですよね。出かけなきゃいけないし、お金はかかるし。いつまでもやるにはハードルが高い。

アイカツもゲームセンターでしか遊べないならいいんですけどね。アイカツフォンまで販売するなっ!って話。

問題は、端末を買えば無料でできるゲーム。

これはハードルが低い。

やり続けることが可能。
隙間時間まで埋めるほど続けることが可能。

ゲイラカイトを売っている店もなければ、空を飛んでいるのを見たこともない。ザリガニは近所にいないし。

まあどうでもいいか。

最近は野球少年だって、休憩時間はDSしているらしいし。甲子園を目指す気はないんかいっ!

まあどうでもいいか。

最近は主要3教科っていうと、国語、算数、ゲームらしい。

もうどうでもいいか。

要するに【1】。

ダラダラするよね。だって難しいもん。わからないことが連続するとそりゃダラダラもする。

例えばね。ややこしい立体の表面積を計算するのを小学校で習う方法でやると無茶苦茶めんどくさいんですよね。

このレベルの子には塾の宿題は辛すぎる。苦行に近い。

勉強というのは、できない子、やり方を知らない子にはとんでもなくめんどくさい。

私はこのめんどくさいのが何よりも苦手でね。娘も同じく苦手。

こういう地道さのかけらもないやつがふたり揃うと楽に解く方法ばっかり考える。

結局、その勉強がめんどくさいんだけどね。

色鉛筆あるでしょ。あれって、要するに円柱に円すいを合体させた形ですよね。

これの表面積を求める手順って、偏差値が60より上の子と下の子ではまったく違うと思うんです。

当然1問にかかる時間もずいぶん違ってくる。

これが宿題で10問でるとね。うんざりする子もいれば、あっさり済ませて総まとめや復習に入ることができる子もいる。

ここで個別指導に走ってもね。きっと同じ。

わからないことを教えるだけで終わると思うのです。

勉強はそういう話じゃない。

いかに横着するかを地道に考える。
できるにできるを重ねて加速させる。

これだと思うのです。

国語もそう。

あんなの真面目に解いていてもなかなか偏差値なんて伸びやしない。急に読めるようになるはずがない。

「語彙力ですよね~」って、そんなの知っとるわい!という話でしょ。

魔法を教えんかいっ! プリキュア出さんかいっ! という話でしょ。

「読書量ですよね~」って えー!? って話。

うちの本棚にはゴルゴ13しかないぞ。
自慢じゃないが図書館いかないぞ。
でもちゃんと350ページの記述ができるようになっとるぞ!

 

例えば、下剋上算数の基礎編 。

間違えてばっかりじゃいやになるでしょ。

本当は間違い探しが勉強だからそれでいいんですよね。間違えたところを復習すればいい。

だけど、翌日やってもまた間違うって理解できてないわけでしょ。長い話なら理解できないのと同じで、考え方や式、手順が長ったらしいと思うんですよね。

結局、頭が悪いんじゃなくて、手順が悪いって子ができない子のうち半分はいると思う。半分の根拠はないけども、しかしたら半分どころじゃないような気がする。

この手順ってやつがなかなか伝わらないんですよね。活字の限界か、もしくは私の国語力の限界。ゴルゴ13しか文献がないから。

だから、難関校受験編ではできるだけ板書を増やしてもらったんですけどね。何とか伝わればいいのですが……。

2015.3.1 am 0:00

桜井信一 

※記事の内容は執筆時点のものです

桜井信一
この記事の著者
桜井信一 専門家・プロ

オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

[関連]

父娘の記念受験(公式ブログ)
下剋上受験塾