本格的な夏を前にして(割り算と引き算)|桜井信一コラム「下剋上受験」

専門家・プロ
2015年7月23日 桜井信一

桜井信一ブログ『父娘の記念受験』で過去に掲載されていた記事から、一部を編集して掲載しています。この記事の内容は 書かれたものです。

【本日のテーマ】
本格的な夏を前にして

暑いというか、暑すぎます。もう毎日すごい汗なのになぜか思うように痩せない・・・。

私は産経新聞を購読しているのですが、先日昼食に入った店が朝日新聞だったので、天声人語を読みました。

いやあ、釘付けになりました。

読者のお父様。
耳の穴をかっぽじってよく聞いてください。

耳の裏が加齢臭の原因らしいです。その一行しか読んでません。一応全部読んだけど、その部分を引きずりながら読んだので、天声人語を要約せよと言われると、

「耳の裏を綺麗に洗わないのが加齢臭の原因である」

多分、主旨は他のことだと思うのですが、必要な情報を取捨選択した結果、耳の裏をゴシゴシしないといけないらしいのです。特に夏は汗をかきますから、気をつけましょう。お互い・・・。

さて、子どもたちはそろそろ夏期講習のスタンバイでしょうか。

いよいよ来週から本格的な夏が始まるわけですか。

季節の盛夏は7月に迎え、受験の盛夏は8月に迎える。そして、晩秋の模試で汗の成果を競い合う。うまい!

「ん? イマイチ?」(-。-)y-゜゜゜

この夏が終わってからエンジンがかかると、割り算がうまくいかないのです。

来週から11月の模試までなら、計算が合うのです。

(やりたいことのページ数)÷(日数)=(現実的な量)

という普遍的な公式が成り立つのです。

しかし、夏をからぶってしまうと、夏にやるべきことを先に終えないといけないために、公式を立てる時期が9月中旬以降になるのです。

すると、

(やりたいことのページ数)÷(日数)=(非現実的な量)

となり、

(やらなければいけないことのページ数)÷(日数)=(やってみないとわからない量)

となり、

(最低限やらなければいけないことの量)÷(日数)=(疑問)

となり、結局は(日数)を増やすしか方法がなくなる。

そこで、11月の模試には間に合わないことを覚悟の上で年末あたりまでの(日数)で割り算することになる。

すると、本番に非常に弱くなるというわけです。

我が家がモロに経験をしております。

夏って、たくさん時間があるような錯覚を起こすんです。
でも実際はそんなことない。
食事の時間を引かないといけない。お風呂の時間を引かないといけない。
暑さで体力を消耗するので塾から帰ると少し休憩って人もいるでしょう。

何だかんだと引き算すると、「あれ?」っていうほど時間が残らないのです。

だから私は下剋上算数 でも、マイナビ家庭教師でも言っているのです。

「割り算と引き算は使うな」と。うまい!

「ん? まだダメ?」(-。-)y-゜゜゜

もうホントね。夏を逃すと後悔するんです。
でもみんな頑張らないフリがお上手。

さらに親がキレ気味のピーク1回目が夏。

大失敗の夏になる人がテンコ盛りになるのです。

これを読んで気を引き締めようと思った方はいますか?

「残念ながら、ちょっと微妙なのです」

これを読んで、「おお! ごぼう抜きするチャンスじゃん!」と思った協調性のない皆様。

「人間的には微妙ですが、受験的には絶妙なのです」 うまい!

天声人語には、「耳のうしろを磨く」とあった。

私には「丹念に、入念に」とも読めたし、「人が気にかけないことまで」とも読めた。

受験生の教訓のような気もした。

2015.7.23 am 7:00

桜井信一 

※記事の内容は執筆時点のものです

桜井信一
この記事の著者
桜井信一 専門家・プロ

オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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