物語文での場面分けのポイント「時間・場所・人物」を解説
物語文では場面分けをしながら話を整理し読みとっていくことが重要です。場面分けは内容理解の役に立つだけでなく、設問として問われることもあります。
場面分けの考え方と分け方のポイントをまとめました。
設問次第で場面数は変わる
場面分けを考えるときに大切なのは、「場面の分け方は基準次第で変わる」ということです。
たとえば「浦島太郎」なら、
1、亀を助けるまで
2、竜宮城での暮らし
3、陸へ戻り玉手箱を開ける
の3場面としても良いです。
また、「2、竜宮城での暮らし」を、「楽しんでいる場面」と「母を気にして帰りを切り出す場面」の2つに分けても良いのです。
設問に「3場面と分けた場合~」とあれば前者、「4場面~」とあれば後者で答えます。
場面の数は問題を作る人(作問者)が決めているだけなので、内容理解のための場面分けなら場面の数は細かく気にしなくてOKです。話が変わったと思ったら印をつけて読み進めましょう。
設問に答える場合は、出題者の分け方に沿わなければいけません。指定された場面数で自然に分けられる部分を探しましょう。
場面は「時間」「場所」「登場人物」から考える
場面を分ける基本軸は「時間」です。でも時間の変化だけではわかりづらいこともあります。
たとえば「5分後」という表現。時間がほとんど経っていないので場面の変化とはいえないと思うかもしれませんが、その5分で新しい登場人物が現れて事件が起きたら場面は変わるといえますよね。
場面が変わるサインはいろいろありますが、まずは「時間」「場所」「登場人物」に絞って考えるとわかりやすくなります。
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