勉強習慣・生活習慣#1 子どもの自主性はどう育てればいいの?|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」
【10歳以前なら】親が教え込んでいく
― Point ―
10歳以上になったら徐々に対等だと思って接していく
10歳以前は、「危ないことはやらない」、「まわりに迷惑がかかるようなことはやらない」といった社会のルールや、「毎日少しの時間でも勉強する習慣を身につける」といったことは、親がしっかり教え込んであげたいところです。
もちろん勉強だけではなく、服のたたみ方や食事のマナー、時間を守ること、人との接し方…といったところまで、親が教えたほうがいいことはたくさんあります。
何が正しくて何が正しくないのか、何が善で、何が悪か。小学校に入りたてくらいの子どもにはまだ判断がつきません。親が教え込むことをためらわなくていいのです。
しかし10歳になったら、自主性を重んじましょう。
ただし、「自主性」と「野放し」は別物です。あくまでも「何でも子ども自身が自分で気づくのを待つ」という姿勢を保ちつつ、「親が見守る」「言いたいことをちょっと抑えて待つ」という関わり方をしたいものです。
もし親が10歳以前に教え込むことをしていないと、子どもは野放しになってしまいます。一度「野放し」になった状態を修正するのはとても大変で、「もっと早く言えばよかった」「しつけをしておけばよかった」ということになりがちです。
教えるときには、かならず理由を添えましょう。
「◯◯をしたら危険だからダメ」でもいいのですが、できれば「大丈夫だと思っても、◯◯をしたら息ができなくなってしまうかもしれないでしょ。それは危ないし、死んでしまうこともあるからダメ」というくらい具体的に伝えるようにすると、子どもに伝わり、習慣が定着していきます。
※記事の内容は執筆時点のものです
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