連載 学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」

勉強習慣・生活習慣#2 親が教えておいたほうがいいことは?|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」

専門家・プロ
2019年6月28日 松本亘正

子どもに「よい勉強習慣」を身につけさせたい。そのために親ができることとは――。中学受験専門塾 ジーニアス 代表、松本亘正氏の著書『合格する親子のすごい勉強』から、わが子の学ぶ力を伸ばすヒントを紹介します。

【10歳以前なら】漢字・計算・文字の書き方に親が関わる

― Point ―

汚い字は10歳までに直さないと、一生汚いままになる

「勉強面で親が教え込んだほうがいいことはなんですか?」という質問を受けることがあります。

10歳までは、漢字・計算・文字の書き方を親が教え込んであげたいところです。漢字・計算は継続して努力することで身につきます。勉強のベースになるものなので、次のことだけは人任せにしないで、最低限チェックしましょう。

■ちゃんと宿題をやっているか、じつはやっていないのにごまかしていないか
■書き順や漢字を間違ったまま覚えて練習していないか
■計算の途中式をしっかり書いているか

漢字を習いはじめるころには、正しい書き順を徹底させてください。バランスが崩れたり、雑に書いたりしないように、チェックしたいですね。

書き順や字の形などは、あとから直せばいいと思うかもしれませんが、一度クセがついてしまったり、汚い字で書くようになってしまうと、直すのに途方もなく時間がかかります。

10歳をすぎると、作文などの長い文章を書くことや、記述問題を解くことも多くなるので、文章をすらすら書く能力が求められます。小さいうちに徹底して直すようにしてください。

勉強を教えるときに、「暗記ばかりでは知識に偏ってしまって考える力がつかないのではないですか?」と心配する親御さんがいますが、問題ありません。いろんなことを結びつけて考える前に、覚えてしまったほうがよいことは暗記させておくのが得策です。

10歳までは勉強の中身や思考力を身につけるよりも、勉強に向かう姿勢や基本的な「型」を身につけることのほうが大切です。「型」とは、「人の話を聞いて理解する」→「定着させるために実践(練習)する」という、基本的なスタンスのこと。

どうしても忙しくて見てあげられないということなら、まず、漢字・計算・文字の書き方を学ばせる教室に通わせましょう。

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この記事の著者
松本亘正 専門家・プロ

まつもとひろまさ|中学受験専門塾ジーニアス運営会社代表|ラ・サール中学高校を卒業後、慶應義塾大学在学中に中学受験専門塾ジーニアスを開校。現在は東中野・自由が丘・日吉・芝浦港南など、6校を展開している。「伸びない子はひとりもいない」をモットーに、少人数制で家族のように一人ひとりに寄り添う指導を徹底、毎年超難関校に合格者を輩出している。生徒は口コミと紹介だけで9割を超える。これまでののべ指導人数は2200名以上。第一志望校への合格率は一般的に25%といわれるなか、ジーニアスは約60%超の第一志望校合格率を誇る。中学受験だけでなく、高・大受験時、就職試験時、社会人になっても活きる勉強の仕方や考える力の育成などに、多くの支持が集まっている。

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