勉強習慣・生活習慣#2 親が教えておいたほうがいいことは?|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」
【10歳以前なら】漢字・計算・文字の書き方に親が関わる
― Point ―
汚い字は10歳までに直さないと、一生汚いままになる
「勉強面で親が教え込んだほうがいいことはなんですか?」という質問を受けることがあります。
10歳までは、漢字・計算・文字の書き方を親が教え込んであげたいところです。漢字・計算は継続して努力することで身につきます。勉強のベースになるものなので、次のことだけは人任せにしないで、最低限チェックしましょう。
■ちゃんと宿題をやっているか、じつはやっていないのにごまかしていないか
■書き順や漢字を間違ったまま覚えて練習していないか
■計算の途中式をしっかり書いているか
漢字を習いはじめるころには、正しい書き順を徹底させてください。バランスが崩れたり、雑に書いたりしないように、チェックしたいですね。
書き順や字の形などは、あとから直せばいいと思うかもしれませんが、一度クセがついてしまったり、汚い字で書くようになってしまうと、直すのに途方もなく時間がかかります。
10歳をすぎると、作文などの長い文章を書くことや、記述問題を解くことも多くなるので、文章をすらすら書く能力が求められます。小さいうちに徹底して直すようにしてください。
勉強を教えるときに、「暗記ばかりでは知識に偏ってしまって考える力がつかないのではないですか?」と心配する親御さんがいますが、問題ありません。いろんなことを結びつけて考える前に、覚えてしまったほうがよいことは暗記させておくのが得策です。
10歳までは勉強の中身や思考力を身につけるよりも、勉強に向かう姿勢や基本的な「型」を身につけることのほうが大切です。「型」とは、「人の話を聞いて理解する」→「定着させるために実践(練習)する」という、基本的なスタンスのこと。
どうしても忙しくて見てあげられないということなら、まず、漢字・計算・文字の書き方を学ばせる教室に通わせましょう。
※記事の内容は執筆時点のものです
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