中学受験ノウハウ 通塾の悩み

距離感に注意!個別指導塾の講師との関係に問題が起きたときの対応を紹介

2019年6月26日 稲石加奈

個別指導塾は、集団塾に比べると近い距離で生徒と接することができます。生徒ひとりひとりへのサポートが手厚いのは、大きなメリットです。しかし、「近さ」がかえって勉強の妨げになることも。今回は、個別指導塾の講師との関係に問題が起きた場合の対処法をお伝えします。

講師とのなれ合い関係に注意

講師と仲がよいことで、勉強が上手くいかなくなることもあります。

私語が多すぎて授業のペースに遅れが生じる

個別指導塾でよくあるのは、講師と生徒が友達感覚に陥るケースです。その結果、私語が増えすぎてしまい、授業内容がスカスカになることがあります。しかし、1対1、あるいは1対少人数という指導形態の性質上、授業内容に問題があっても、親はなかなか状況が把握できません。

塾での勉強が順調かどうかを確認するためには

塾での子供の勉強が順調かどうかを把握するためには、授業報告書に目を通し、時間内にやるべき単元が終わっているかどうかチェックしておくことをおすすめします。

報告書がない場合は、授業後に講師から直接、授業内容を報告してもらう時間を設けましょう。講師が忙しくてまとまった時間が取れない場合は、授業が終わる1、2分前から待合室で待機しておき、授業後すぐに声をかけるのも良いですね。

しかし、仕事の都合などで毎回塾に顔を出すのは難しいこともあるかもしれません。そうしたときは、家庭で子供のノートをチェックし、学習ペースを確認します。オリジナルカリキュラムが事前に提示されている塾であれば、ノートの進み具合と比較し、順調かどうかチェックしてみてください。カリキュラムが手もとになければ、面談時に月ごと、週ごとの進度の目安を塾側に確認しておきましょう。

親の目から見て不自然なほど勉強が遅れているようであれば、授業に集中できていない可能性があるため、子供と塾に状況を尋ねてみてください。

子供と講師の緊張関係に注意

逆に距離の近さから、子供と講師が緊張関係に陥るケースもあります。

生徒が勉強嫌いになってしまう

個別指導塾のように距離の近い指導形態では、講師が生徒に与える影響力は大きくなります。「なんでこれができないんだ!」と講師が強い口調で指導したことで、生徒が委縮してしまうケースも少なくありません。たとえ熱意から出た言葉であっても、生徒を勉強嫌いにさせてしまう可能性があります。

子供からヒアリングをし、塾側と相談を

子供が担当講師を恐れているようであれば、具体的にどんな態度をとられ、どんなことを言われたのかを子供から聞き取ってください。そのうえで、塾へ相談の電話をしましょう。

おすすめの時間帯は14時~15時台です。この時間帯はだいたい授業に向けて事務作業をしているため、時間を割いて対応することができます。土日であれば朝から授業を行い、夕方に終わる教室が多いですから、授業終了時間にあわせて電話してみてください。

電話の際は、担当講師に直接つないでもらうのではなく、教室長に報告を入れて、塾の方針として担当講師の言動が「許容範囲なのかどうか」を尋ねてみましょう。

もし、教室長の返答が「許容範囲内だ」という返答であれば転塾を検討したほうがよいです。「講師の言動には問題がある」ということであれば、教室長から指導を入れてもらい改善を期待するか、塾講師を変更するかの対応をとってもらいます。

ただし、講師が変わると指導方法も変わるため、子供がついていけなくなるリスクもあります。また、最も避けたいのは、子供が講師との関係に悩み、精神的に参ってしまう事態なので、子供の気持ちと向き合いながらの判断が必要です。

講師との距離感がおかしいと思ったら親から働きかけてみましょう

家庭教師や個別指導のメリットである「つきっきりの指導」は、外部の視点が入りづらいので人間関係での問題が起きやすいです。子供の様子に違和感を覚えたら、はやめに親から塾側へ働きかけることをおすすめします。

※記事の内容は執筆時点のものです

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