親の「言葉がけ」#4 「どうして結果が出たのか?」を説明する|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」
専門家・プロ
2019年12月16日
松本亘正
0
子どもに「よい勉強習慣」を身につけさせたい。そのために親ができることとは――。中学受験専門塾 ジーニアス 代表、松本亘正氏の著書『合格する親子のすごい勉強』から、わが子の学ぶ力を伸ばすヒントを紹介します。
いいことがあったときには、どうほめてあげればいい?
― Point ―
「◯◯したから結果が出たね」と理由も伝える
いいことがあったときや、テストの点がよかったとき、そのことを次につなげたいなら、「この結果はすごいね。どうしてこんな結果が出せたのか、メモをしておいて」と話しましょう。
自分で因果関係を見つけることができれば、「次もこうすればいいんだ」と気づいて実践しやすくなります。自分ではそこまでできないようであれば、親が因果関係を子どもに伝えてあげましょう。
「今回は前半の問題でミスがなかったから、こんないい結果になったね」
「宿題をいつもよりがんばっていたら、結果につながったね」
こんなふうに親から言ってあげることで、
「ミスをしなかったからいい結果につながったんだ。じゃあ次も丁寧に解こう」
「宿題をがんばったら結果が出やすいんだな。じゃあ宿題はこなそう」
と、子ども自身が何をがんばったのか、今後どうすればいいかがわかるようになります。
悪いことについて「こうしたから、ああなっちゃったんでしょ!」と言おうものなら「そんなことはわかってるよ!」と反発を生んでしまいがちですが、いいことについて、因果関係を(無理やりでも)つくって説明することは、子どもの成長のきっかけになります。
リンク
※記事の内容は執筆時点のものです
0
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます