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公立の中高一貫校ってどんなところ? 公立中高一貫校のメリット・デメリットは? (1ページ目)

2018年2月22日 中学受験ナビ 編集部

安い学費で6年間の一貫教育が受けられるということで注目される「公立中高一貫校」ですが、そもそも中高一貫校とはどのような学校なのかご存じでしょうか? 今回は、公立の中高一貫校にどんなタイプがあるのか、また受検するにはどうすればいいのかをご紹介します。

公立の中高一貫校ってどんな学校?

中高一貫校とは、中学と高校の6年間で行われる教育課程を一体的に行う学校のことです。まずは、この「中高一貫校」の種類などをまとめてみました。

中高一貫校の種類を知ろう

中高一貫教育の実施形態には、中学にあたる前期課程と高校にあたる後期課程の6年間の中等教育をひとつの学校で行う「中等教育学校」、同じ設置者により中学と高校が独立して併設されている「併設型の中高一貫教育校」、別々の中学と高校が提携して中高一貫教育を行う「連携型の中高一貫教育」の3種類があります。このうち、連携型は地域事情を考慮して設立されることが多く、中学入学時に選抜が行なわれるのは一部にとどまります。一般的に「中高一貫校」といったときにイメージされるのは、中等教育学校と併設型の中高一貫教育校ということになるでしょう。なお、国立・私立のいわゆる「中高一貫校」には、1998年に中高一貫教育の制度が整備される以前から中高一貫教育を行なっている学校が多く、必ずしも上記の3タイプにあてはまるとは限りません。

高校からでも入学できるの?

中高一貫校に対する疑問で多いのが、「高校から入学できるのか」というものです。これは学校のタイプによって異なります。中等教育学校の場合は、基本的に後期課程(高校教育)で募集を行わないため、途中で入学することはできません。

併設型では、高校から募集を行う学校も多いので、「高校から入った」という人も珍しくありません。連携型の場合も、基本的に中学と高校は独立していますから高校からの入学者も募集されるため、連携外の中学からでも入学することができます。

中高一貫校のメリット・デメリットは?

中高一貫校には、メリットもデメリットもあります。進路を決める際には重要となるので、あらかじめ知っておくといいでしょう。

中高一貫校のメリットは?

中高一貫校のメリットとして、「高校受験をする必要がない」ということが挙げられます。中等教育学校や併設型は無試験で中学から高校へ上がることができる「エスカレーター式」です。連携型では選抜試験がありますが、一般に外部からの受験よりも入学しやすいことが多いようです。このため、高校入試に向けた試験勉強に費やす時間が必要なくなり、その時間を別の教育に充てることができます。

また、一般的な中学・高校はそれぞれが3年間のスパンで完結するため、中学と高校で環境や教育体系が大きく変わることがほとんどです。しかし、中等教育学校なら連続した環境で6年間学べますし、併設型や連携型でも一貫した教育方針のもとで6年間学習し続けられます。「安定した環境で6年間過ごせる」のは大きなメリットでしょう。

このあたりのメリットは、公立校も私立校もかわりません。

デメリットはどんなことがある?

デメリットとして挙げられるのは、同じ環境で学び続けることや、試験がないことが「学校生活を緩ませる」場合もあるということでしょう。また、環境が自分に合わないことがあっても、中高一貫校では転校しない限りは6年間耐えないといけません。

また後述しますが、公立の中高一貫校では入学にあたっての選抜の形式が私立中学とはやや異なります。上位の私立中学・公立中高一貫校を併願する場合、それぞれの形式にあわせた準備が必要になるため、負担が大きくなるかもしれません。