読解の選択問題で注意すべきポイント3つ
2022年5月15日
天海ハルカ
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国語の入試問題は、記述問題に目がいきがちです。しかし、ほとんどの学校では選択問題のほうが多く出題されています。配点も高いことが多いので、しっかりとした対策が必要です。
本文の理解はもちろん重要ですが、選択問題の間違えやすいケースを知っておけば、さらに高い精度で正解できるようになります。今回は、わたしが塾講師をするなかで気づいた、当たり前に見えて意外と見落としがちな選択問題のポイントを3つ解説します。
[1] 「もっともふさわしい」を意識する
選択問題の問題文をよく読んでみると、多くの場合「もっともふさわしいものを選びなさい」と書かれています。「正しいもの」ではなく、「もっともふさわしいもの」であることがポイントです。
選択肢のなかには、「間違ってはいないが、もっともふさわしいとはいえない」というややこしいものもあります。試験後に生徒からの質問が多いのもこういった問題です。
たとえば、『かさじぞう』のなかで、おじいさんが地蔵にかさをかぶせた理由を問われたとします。
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