学習 連載 「国語力」が、中学受験を左右する!

物語文を読み解くために押さえておきたい、3つのポイント|「国語力」が、中学受験を左右する!

専門家・プロ

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本連載では、国語の講師として、中学受験を目指す子どもたちを長年指導している南雲ゆりか先生が、国語力アップにつながるさまざまな方法を紹介します。

国語の長文問題のなかで、最も多く登場する「物語文」。その内容はさまざまで、思春期の主人公の成長物語から大人の心理を描いた作品、古典的名作、時にはSF作品なども扱われます。

どんな作品が出題されても正しい答えを導けるように、物語文に共通する設問パターンと読み解くためのポイントを紹介します。

心情を尋ねる問題は、「事柄」「心情」「反応」をセットで考える

物語文では、登場人物の心情を尋ねる問題が必ず出題され、問いの5割以上を占めます(四谷大塚調べ)。最も多い設問パターンは、「泣いている」「うつむいた」「走り出した」など、登場人物の言動を表している部分に傍線が引かれていて、その言動に至った心情を、原因を交えながら答えさせるというものです。

心情を問う問題が解けるようになるためには、①

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