失敗しない失敗のしかたを学ぶ ―― 中学受験との向き合い方
専門家・プロ
2019年12月17日
やまかわ
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首都圏の一部では、4人に1人の小学生が挑戦するともいわれる中学受験。子供の受験に親はどう向き合えばよいのでしょうか。この連載では、『中学受験は挑戦したほうが100倍子供のためになる理由』の著者である、田中純先生に中学受験との向き合い方をテーマにさまざまな話を伺います。
テストで思うような点数がとれなかったり、うっかり宿題を忘れたりしてしまう子供は多いものです。こうした失敗はどちらかというとネガティブなものだと思われがちですが、とらえかたで失敗が「学びの糧」にも変わることがあります。
「失敗は成功のもと」という言葉があるように、あとになって「あの失敗があったから自分は成長できた」と考えることができたのであれば、失敗は単なる失敗のままにはならないということです。今回は、どのようにすれば失敗から学びを得ることができるのかを解説します。
Contents
失敗に対する姿勢
失敗という言葉は「失う」「敗れる」という2つの言葉に分解できます。中学受験では志望校を受験して不合格になることが失敗としてとらえられがちです。中学受験の失敗に向き合うということは、何を失い、何に敗れたかを過小評価も過大評価もせずに、見つめることです。
失敗を防ぐためには、「したこと」「しなかったこと」「どうしようもなかったこと」を考えます。
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