連載 中学受験との向き合い方

受験生をサポートできる家族のあり方 ―― 中学受験との向き合い方

専門家・プロ
2020年1月24日 やまかわ

首都圏の一部では、4人に1人の小学生が挑戦するともいわれる中学受験。子供の受験に親はどう向き合えばよいのでしょうか。この連載では、『中学受験は挑戦したほうが100倍子供のためになる理由』の著者である、田中純先生に中学受験との向き合い方をテーマにさまざまな話を伺います。

今回は「親子」の関係性から少しだけ裾野を広げて、「家族」という関係性から中学受験を考えてみましょう。中学受験をキッカケに家族の絆を深めるための考え方や、家族でできるサポートについて解説します。

家族同士が無関心になることを防ぐ

かつてノーベル平和賞を受賞したユダヤ人作家・エリー=ウィーゼル氏が、「愛の反対は憎悪ではなく、無関心である」と言っていたことがあります。家族がチームとしてうまく機能していない場合、親も子もお互いが無関心でいることが多いです。

無関心になってしまう理由として、家庭内で起きた衝突や問題をきちんと解決せずに放っておくことが挙げられます。怒りや憎悪を放置することは、いつしかその感情を通り越して、相手に対して無関心になってしまうからです。

また、子供は「自分は関心を持たれる値打ちがない存在」という認識を一度持ってしまうと、自己肯定感が下がり、そのまま上がらなくなってしまいます。そうならないためには、問題事が起きたら早急に解決に向かおうとする姿勢が必要です。


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田中純
田中純 専門家・プロ

開成中学校・高等学校、国際基督教大学(ICU)教養学部教育学科卒業。神経研究所付属晴和病院、中高教諭、学校カウンセラーを経て公文国際学園開講準備に参加。現在は赤坂溜池クリニックやNISE日能研健康創生研究所などでカウンセリングやコンサルテーションを行っている。「一家にひとり、一課にひとりのコミュニティ・カウンセラー」を育てることを目標としている。著書「ストレスに負けない家族をつくる」「中学受験は挑戦したほうが100倍子供のためになる理由」(みくに出版)

この記事の著者

編集・ライター。学生時代から都内で6年間塾講師を務める。塾講師時代は、おもに作文・国語・英語の科目を担当。小学生から中学生までの指導にあたる。現在は編集・ライターとして教育関連をはじめ、街歩き・グルメ記事の執筆取材をおこなう。