中学受験ノウハウ 連載 親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」

冬休み中の勉強の取り組み方 ―― 親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」

専門家・プロ
2019年12月23日 やまかわ

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中学受験と聞くと、難関校を目指す受験がどうしてもイメージされます。しかし、そうではない、あるいはそのやり方に疑問をもつご家庭は少なくないでしょう。この連載では、『ゆる中学受験 ハッピーな合格を親子で目指す』の著者である亀山卓郎先生に、親子で疲弊しない中学受験をテーマにさまざまなお話を伺います。

冬期講習が始まる時期に差し掛かりました。この時期、勉強に焦りが出てしまう受験生や、「子どもの勉強量はこれで足りているのかな……」と不安に思う親御さんもいるでしょう。今回は「冬期講習」をテーマに、年末年始の勉強量、過去問の取り組み方について解説します。

冬休み中の勉強量

冬期講習になると、6年生の子は自ら進んで勉強するようになります。解けない問題が出てきたり、過去問を解いても合格最低点に届かなかったりすると焦り始めてくるからです。この時期は、大人から働きかけて追い込ませる必要はありません。そのかわり「今日はこの単元を重点的に復習してみよう」「明日はこの学校の○年度の過去問をやってみよう」といったように、やることを明確に決めてあげるとよいですね。

では受験学年とそうでない学年では、冬期講習の期間中にどれくらい勉強するとよいのでしょうか。

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亀山卓郎

亀山卓郎

  • 専門家・プロ

かめやま たくろう|明治学院高等学校、成城大学卒業。大手塾・個人塾などで教務経験を積んだ後、2007年に転居のため千葉県及び江戸川区の塾を閉鎖し、台東区上野桜木で「進学個別桜学舎」をスタート。首都圏模試の偏差値で60を切る学校への指導を専門に「親子で疲弊しないノビノビ受験」を提唱している。第一薬科大学付属高校上野桜木学習センター長。YouTube「下町塾長会議」構成員。著書「ゆる中学受験ハッピーな合格を親子で目指す」(現代書林)、「めんどうな中学生(わが子)を上手に育てる教科書」(ブックトリップ)、構成・問題監修「LIZ LISA Study Series中1/中2」、監修「おっぱっぴー小学校算数ドリル」(KADOKAWA)

やまかわ

  • この記事の著者

編集・ライター。学生時代から都内で6年間塾講師を務める。塾講師時代は、おもに作文・国語・英語の科目を担当。小学生から中学生までの指導にあたる。現在は編集・ライターとして教育関連をはじめ、街歩き・グルメ記事の執筆取材をおこなう。