中学受験ノウハウ 出願から入試本番まで

いよいよ入試本番! 試験開始までの入試当日の過ごし方

2020年1月06日 石井知哉

親子ともに緊張する入試当日。合格に向けて子どもがベストなパフォーマンスを発揮できるように、試験開始までの過ごし方を当日の動きに沿って解説します。

家から学校に到着するまで

まず、家を出る前に荷物の確認をしましょう。受験票や筆記用具、昼食など、必要なものがきちんと入っているかどうか確かめてから出発してください。

受験校の最寄駅に着いたら、必要なものが子供のカバンに全てそろっているか再確認します。駅の近くならコンビニもあるでしょうから、万が一筆記用具などの忘れ物があっても入手しやすいからです。確認を念入りにおこなうのは、緊張している子どもの気持ちを“作業”に向かわせることで、「準備は全て整った」と気持ちを落ち着かせる効果もあるからです。

駅から学校に向かうまでの道は、入学後の通学路になります。周囲を見回し、“合格後に通学する道”というポジティブなイメージを膨らませながら、ゆっくり学校に向かいましょう。

校門から教室まで

防寒には神経を注いでいると思いますが、校門に着いたら、集合場所の教室に行くまでの間にポケットのカイロで手と指先を十分に温めておきましょう。当日の冷え込みが厳しいようであれば、靴のなかに入れるタイプや、腰に貼れるタイプのカイロも併用して、寒さがストレスにならないように備えておくと安心です。

あわせて、家から学校に着くまでに消費したエネルギーを、飴やチョコレートなどで軽く補給しておきましょう。駅から校門までの間に済ませておいてもよいですね。

集合場所は、受験番号ごとに異なることが一般的です。受験番号はすぐに確認できるようにしておきたいですが、カバンから受験票を取り出すのも煩わしいことですし、紛失のおそれもあります。そこで集合場所と受験番号をあらかじめ別の紙に書き留めておいて、そのメモをポケットに入れておくことをおすすめします。

教室に着いたら

教室に着いたら、受験生それぞれの準備の始まりです。まずはカバンから荷物を取り出し、試験に必要な道具を机の上に揃えます。鉛筆と消しゴムは複数出しておきましょう。シャープペンシルを使うなら、芯は十分に補充しておいてください。

準備を整えたら、一度必ずトイレに行っておきましょう。目的は2つあります。ひとつは、あとで急にトイレに行きたくなったときの下見のため。もうひとつは、トイレの鏡に映る自分の姿を見て冷静さを取り戻し、腰を据えて試験に向かうためです。

屋内は暖房で温度調整がされていることがほとんどですが、厚着していたりカイロを多く使っていたりすると、この時点で暑いと感じる子もいるかもしれません。その場合には、体感温度に合わせて足や腰に貼ってあるカイロを外したり、熱冷まし用のシートを首の後ろやおでこに貼ったりするなどして、ほど良い体感温度になるよう調整するとよいでしょう。

この段階からは、親はノータッチとなります。誰からの指示がなくても子供が自分で実行できるよう、模試の機会を利用して慣らしておくと、入試当日もスムーズに実践しやすくなります。

試験開始まで

ここまで準備を整えたら、あとは心を落ち着けて集中力を高めていきます。ちなみに開始までの時間を使って軽く勉強し、ウォーミングアップする子も多いと思います。ただ、教室に着いてからの勉強は「おまじない」のようなものです。「ここまで勉強してきたのだから大丈夫だ!」と自信をもって試験に挑めるような精神状態にもって行くことが大切です。逆に苦手単元ばかりに目が行って、「あれが出たらどうしよう?」と不安になることは避けたいところです。

試験問題と答案用紙が配られたら姿勢をよくして肩の力を抜き、ゆっくりと呼吸しながら開始の合図を待ちましょう。あとは試験の時間を目一杯使って、時間内に1点でも多く取れるよう、目の前の問題に集中するのみです。

万全の準備を尽くしたら、あとはわが子を信じるのみ

入試当日の動きについて、時系列に沿ってお伝えしました。入試当日、受験生が心身ともにより良いコンディションで試験開始を迎え、実力を出し切って合格を勝ち取れるよう応援しています。

※記事の内容は執筆時点のものです

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