学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小5国語/文法】品詞の種類を覚えよう! 10種類の品詞を区別する方法も解説|中学受験のツボ[国語編]

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2024年2月14日 住岡大輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

今回は、小学生にはなかなかヘビーな分野である「品詞の区別」について解説します。

 

品詞を区別できると、普段の文章が読みやすくなったり、記述した日本語に違和感を覚えやすくなったりと、さまざまな良い効果があります。

品詞は中学生になってからも登場しますし、それをもとに古典文法も学びます。

品詞は“国語学習の基礎”とも呼べるものなので、わからないままにせず、きっちりと理解しておきましょう!

品詞の種類

まずは、品詞の種類を確認しましょう。

① 名詞(代名詞も含む)
② 接続詞
③ 感動詞
④ 副詞
⑤ 連体詞
⑥ 動詞
⑦ 形容詞
⑧ 形容動詞
⑨ 助詞
⑩ 助動詞

 

では、上記10種類の特徴をそれぞれお伝えします。

名詞

名詞は、モノやヒトの名前を指す言葉です。「~~は」「~~が」がつくと主語になれる言葉で、体言とも呼ばれます。

例)犬、富士山、トム

接続詞

接続詞は、単語や文などをつなぐ言葉です。前後の関係性を表します(接続後になります)。

例)だから、たとえば、しかし

感動詞

感動詞は、思わず口に出てしまう言葉です。文章中では、ほかの言葉にあまり影響を与えません(独立語になります)。

例)ええ、おはよう

副詞

副詞は、主に用言を説明する言葉です(連用修飾語になります)。

例)いきなり、とても

連体詞

連体詞は、体言を説明する言葉です(連体修飾語になります)。

例)あらゆる、あの

動詞

動詞は、動作を表す言葉です(述語や修飾語になります/述語になれる言葉=用言*の一種)。

例)飛ぶ、走る

*用言:自立語で、活用(言葉の変化)のある言葉

形容詞

形容詞は、状態や様子を表す言葉です(述語や修飾語になります/用言の一種)。

例)美しい、明るい

形容動詞

形容動詞は、状態や様子を表す言葉です(述語や修飾語になります/用言の一種)。

例)元気だ、きれいだ

助詞

助詞は、単語とセットになることで、言葉の対象や使い方を指定する役割をもつ言葉です。

例)て、の、まで

助動詞

助動詞は、単語とセットになることで、意味を加える役割をもつ言葉です。

例)だ、らしい

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住岡大輔

住岡大輔

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NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。