中学受験ノウハウ 勉強法

中学受験トップ層に入るのは才能ではない!? 超難関校合格をつかみ取る子の特徴

2020年1月16日 ハルカ

中学受験トップ層、偏差値でいうと「65」を超える子は一握りです。こうした子は、ただがむしゃらに机に向かうだけでなく、効率的に、そして“まっすぐに”勉強しています。

今回は、進学塾で最難関校に生徒を送り出してきた元塾講師のわたしの視点から、中学受験トップ層の特徴を紹介します。

【1】淡々と自分のペースで勉強する

トップ層の子は、自分のスタイルを持っています。勉強時間や暗記の仕方、学習の順番など、先生や親が勉強法のアドバイスをしても大きくそのスタイルを変えることはありません。無視するというわけではなく、自分なりにアレンジして取り入れます。

順位や偏差値が一時的に下がったとしても、焦りません。「今回は失敗しただけ。何が足りなかったのか」と考えて、しっかりと地に足をつけて淡々と勉強を進めます。結果、一時的な上下はあっても常に一定以上の成績をキープできます。

中学受験ともなると、いろいろな大人の声を聞くことになります。そのなかでも「自分のペースを守れる心の強さがある」というのも彼らの特徴といえるでしょう。

【2】好き嫌いより、必要かどうかで勉強できる

子供は、自分の好きな科目を好きなように勉強しがちです。しかしトップ層の子は、自分の苦手・不得意を客観的に理解できていることもあり、好きな科目や得意な分野を中心に勉強するのではなく、苦手な科目や入試に必要な内容を中心に勉強している姿が見られます。

好きなことよりも「必要なこと」を選んで勉強するのは難しいことですが、続ければ点数につながります。点数や偏差値が上がればモチベーションも上がって、さらに勉強に向かえるようになる――。とてもよい勉強のサイクルを自ら生み出しています。

【3】テストは「自分との闘い」だと思っている

テストの点数は、自分の現在の立ち位置を確認するためのもの。トップ層の子もほかの子の点数に興味がないわけではありませんが、テスト結果を人と比べて落ち込むことは少ないです。落ち込むよりも、テスト結果を見たら、自分の偏差値や順位とともに自分の間違えた問題に注目しています。なぜ間違えたのか、何が問題だったのか。できたことよりできなかったことに注目し、次の勉強への糧としているようです。

【4】勉強ができることを冷やかさない

自分でそれなりの成績をマークできていることもあり、ほかの生徒が良い点数を取っても、冷やかしたりねたんだりすることはほとんどありません。あくまでも「人は人、自分は自分」というスタンスです。

ちなみにわたしが教えていたクラスだと、テストの最高点を発表しても「誰がとったのか」という話題にはなりませんでした。最高点が95点なら、その子はどの問題を間違えたのか、自分が間違えた問題をその子は解けているのか、といった視点で捉えていたようです。

子供は大人より繊細で敏感なところがあり、勉強ができる子を冷やかしてしまうことがあります。それが原因で、勉強を頑張ることを恥ずかしく思ってしまう子もいるため、クラスの雰囲気はとても大切です。トップ層の子たちは、ほかの子の点数に口を出すことは少なく、自分の結果をしっかり見つめています。「勉強して高得点をとることがかっこいい」という雰囲気は、最難関校を狙う子が集まるクラスならではの特徴です。

【5】「中学受験をする」という意識がある

自分の意志ではっきりと志望校を決めているかは別として、最難関校の合格をつかみ取る子の多くは「自分が中学受験をする」という意識をしっかりと持っています。

「どうせ受験するなら合格したい」「合格するには勉強が必要だ」。そんな気持ちを持っているからこそ、自分の成績を見つめて受験情報を敏感にキャッチし、勉強に向き合えます。目標が定まっているので、波はあっても、勉強へのモチベーションが大幅に下がることはありません。

【6】勉強以外の環境にも身を置いていることが多い

高いレベルの偏差値をキープするには、勉強量が必要です。学校の宿題に加えて、進学塾でも大量の課題が出されます。毎日の課題をこなすのは大変ですが、トップ層の子の多くは、勉強以外にも好きなことに打ち込んでいるという傾向があります。

国語の入試では扱われないようなジャンルの本を読んだり、昔から取り組んできた習い事を受験中も続けたりするなど、時間を見つけて熱中している姿が見られます。受験のためにセーブはするものの、支えがあるからこそ勉強も頑張れるのでしょう。

まとめ

超難関校を目指すような層に入ることも、それをキープするのも難しいものです。偏差値65を超えるような層に入るには、生まれ持った才能もあるでしょう。しかし、受験への意識や勉強習慣も大きく影響しているものです。

勉強量を増やすだけでなく、意識や勉強習慣から変えていく。一見すると遠回りに思えるかもしれませんが、子供にとっての1ヶ月や1年はとても長いもの。今からでは遅いと諦めず、一度立ち止まって、お子さんの受験への意識や勉強習慣を確認する時間を持つのもよいでしょう。

※記事の内容は執筆時点のものです

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