都道府県の覚え方はどうする? 楽しみながら工夫して覚える方法3選
中学受験社会の難所は日本地理分野の都道府県です。47都道府県の県名、県庁所在地、位置、形などを丸暗記しなければならないからです。規則性があるわけではないので、暗記が苦手な受験生は「覚えられない!」と悩みます。今回は、そんな受験生の親御さまに向けて、都道府県の覚え方を3つ紹介します。
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都道府県の覚え方(1)知識同士を結び付けて、頭の中にイメージを築こう
丸暗記が苦手な受験生は、覚えるべき知識同士を結び付けて、頭の中にイメージをしっかり築きましょう。たとえば、農林水産省の統計によると、米の総生産量の上位3県は、1位が新潟県、2位が北海道、3位が秋田県です。ところで、米の総生産量が多い県には、どのような特徴があるのでしょうか?
新潟県も北海道も秋田県も雪が多いのが特徴です。これらの県は、稲作に必要な水として雪解け水を利用します。ところで、日本で雪が多く降るのはどのような場所でしょうか?
日本では、冬になると、大陸側(北西)から乾燥した季節風が吹きます。季節風は日本海を越えるときに大量の水蒸気を吸い上げ、日本海側の地域で雲を作ります。この雲が雪を降らせます。だから、日本海側の地域は雪が多いのです。このように知識同士がつながると、米の総生産量の上位3県のうち、新潟県と秋田県が日本海側にあることが納得できるでしょう。
都道府県の覚え方(2)絶対に位置をまちがえない県を中心に、上下左右にある県を把握しよう
各県の位置関係を正確に覚えるには、絶対に位置をまちがえない県を中心にして、その県の上下左右にある県を把握します。たとえば、関東地方を覚えるとしましょう。都内に住んでいる受験生なら、東京都の位置はまちがえないと思います。関東地方で最も小さいのが東京都です。
まずは、日本地図の北を上として、東京都の上下左右を確認します。上が埼玉県、下が神奈川県、右が千葉県です。左の山梨県は中部地方ですが、ときどき関東地方の県として紹介されることがあります。山梨県も一緒に覚えてしまいましょう。
次に、残っている県を確認します。千葉県の上が茨城県です。埼玉県の上が、右から栃木県、群馬県です。栃木県と群馬県は混乱しやすいので、「とちぎ」と「みぎ」で「ぎ」の音が共通であることに注目するといいでしょう。関東地方と同じ手順で他の地方の県も確認していくと覚えやすいはずです。
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