中学受験ノウハウ 入試の傾向

中学受験の推薦入試制度はどんな仕組みになっているの? (2ページ目)


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推薦入試の試験内容はどんなもの?

一般的な推薦入試はどういった内容になっているのでしょうか。試験科目や注意すべきポイントをまとめてみました。

試験内容は学力試験+面接

中学受験の推薦入試では、2~4教科の学力試験を受けることが多いです。教科は学校によって異なります。

学力試験以外では、「面接」も推薦入試の重要なポイントとなります。ほとんどの場合は、面接は子供と保護者の両方が受けることになるでしょう。このとき、子供と保護者が別れて質問を受ける場合と、一緒に受ける場合があります。どちらになるかで対策も変わってきますので、受ける学校の面接スタイルに合わせて練習しておきましょう。

自己推薦書の内容も重要

自己推薦の場合、願書とともに提出する自己推薦書も合否に関わる大事なポイントです。自己推薦書は「志願者が書くこと」と指定されていることもありますし、親が書いてもかまわないこともあります。親が書いたほうがしっかりした内容のものを短時間で仕上げられるでしょうが、子供自身に書かせたほうが熱意が伝わるというところはあるかもしれず、難しいところです。内容は、就活の志望動機などと同じです。自分がどういった人間で、どんな夢や将来を思い描いていおり、なぜその学校に入りたいのか、そして入ってから何がしたいのかを掘り下げてまとめます。さらに「自分の言葉」で書くことが大事です。

早期に進学先が決まるものの採用例は少ない

中学受験での推薦入試も高校や大学の推薦入試と同様、早期に生徒を確保するという狙いがあるため、「合格すれば必ずその学校に入ります」というのが基本です。したがって、他に本命校があるならあまりメリットがありませんが、第一志望の学校が推薦入試を行なっているならチャレンジする価値があります。東京都内の中学を目指すならば推薦入試にチャレンジする機会はあまりないかもしれませんが、志望校が推薦入試を行なっているかどうかは必ず確認しておきましょう。

(中田ボンベ@dcp)

※記事の内容は執筆時点のものです

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