漢字の覚え方は工夫次第! 楽しく取り組めて語彙力も鍛えられる覚え方のコツ5選
現行の学習指導要領では、小学生が学校で習う漢字は1006字と定められています。中学入試の国語では、このなかから漢字の問題は出題されます。もっとも、1つの漢字は他の漢字と結びついて熟語を作るため、「1006字だけ暗記すれば大丈夫」というわけにはいきません。
そのため、中学受験生は、膨大な熟語を前に「覚えられない!」と頭を抱えます。しかし、漢字は、覚え方を工夫すれば、記憶に定着しやすくなります。今回は、そんな覚え方のコツを5つ紹介します。
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漢字の覚え方[1]訓読みから意味を把握しよう
多くの漢字には、中国の発音がもとになっている音読みと、日本語の意味がもとになっている訓読みがあります。たとえば、「満」の音読みは「マン」ですが、「マン」だけでは何を意味しているのかわかりません。
しかし、「みちる」「みたす」という訓読みを知っていれば、「いっぱいになる(する)ことだ」と理解できます。すると、「満腹」は「お腹がいっぱいになること」で、「満面」が「顔いっぱい」だと判断できて覚えやすくなります。訓読みから意味を把握することがポイントです。
漢字の覚え方[2]形声文字を部首で分類しよう
多くの漢字は、意味を表す部首と音を表す部分の組み合わせから成る形声文字です。これらの形声文字は、部首で分類して覚えると効率的で、間違いも少なく覚えられます。たとえば、「構」は木で組み立てる意味があるので「きへん」で、「講」は言葉を使った活動を表すので「ごんべん」です。
また、「布でおおう」「服をかぶる」などの意味がある「被」は、「しめすへん」ではなく「ころもへん」です。部首の意味を理解していれば、形の似ている漢字を区別できて、部首の混同も防げます。
漢字の覚え方[3]音を表す部分から音読みを覚えよう
形声文字は、音を表す部分に注目すると音読みを覚えやすくなります。たとえば、「青」の音読みは「セイ」です。そして、「清潔」の「清」や「精算」の「精」、「快晴」の「晴」などからわかる通り、「青」を含む漢字の多くは「セイ」と音読みします。音読みで形の似た漢字を集めたら、次に部首から意味を確認して、それぞれの違いを理解するといいでしょう。
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