試験中の「時間配分ミス」を解決するための4つのコツ
中学入試に限らず、ペーパーテストは限られた時間で行われます。そのため、ほとんどの受験生が直面するのが「時間内に解き切れない」という悩みです。その解決策として、試験中の時間配分のコツを紹介します。
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早めに解決したい「時間配分ミス」
「前半の問題に時間を使い過ぎて途中でタイムアップ」「解けるはずの簡単な問題を残してしまった」という時間配分ミスは、多くの受験生が試験で経験する失敗です。特にマジメな子や、試験慣れしていない子は全ての問題を確実に解こうとするあまり、こうしたミスをしがちです。これは得意教科であっても起こります。得意なだけに高得点を狙おうと意気込み、「捨てる問題」をつくれないからです。
とはいえ時間配分ミスは、学力の問題というより意識の問題によるところが大きいものです。そのため、ちょっとした方法でクリアすることが可能です。試験中の時間の使い方が上手になると、効率良く得点を重ねることができます。今日から早速、改善に取り組みましょう。
なお制限時間内に解き切れない原因としては、時間配分ミスのほかに「解答スピード不足」も挙げられます。この場合、解答までの「読む・書く・計算する」などの手順を、基本の型を守って正確に解く練習を反復することで解決可能です。これはスピードだけでなく得点力をアップさせるうえでも重要です。
試験時間を効果的に使うための4つのコツ
試験時間の使い方は得点に直結するので、少しでも有効活用したいものですよね。時間配分ミスを防ぐための4つのコツを紹介します。
【1】大問ごとにざっくりと時間配分を決める
模試や入試の過去問を参考に、大問ごとに時間配分を決めておくと良いでしょう。「配点に応じて時間を配分する」というのがポイントです。具体的には、配点の高い問題には多くの時間、低い問題には少ない時間をかけます。
たとえば「100点満点・解答時間40分」の試験で、次のような配点だとします。
大問1:30点 (30%)
大問2:15点 (15%)
大問3:15点 (15%)
大問4:20点 (20%)
大問5:20点 (20%)
※カッコ内は全体の得点に占める比率
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