中学受験ノウハウ 模試

【はじめての模試】試験当日から試験後に心がけたいこと

2020年4月07日 石井知哉

中学受験で多くの受験生が受ける模試。できる限り有効に活用したいものですよね。ここでは模試をはじめて受ける受験生・保護者に向けて試験当日に心がけたいこと、結果の振り返り方や復習方法を解説します。

【模試当日】適度な緊張感をもって子供を送り出す

模試当日、親はどのように子供を送り出せばよいのでしょうか? 大切なのは、子供がほどほどの緊張感をもって模試に臨めるようにすることです。

中学受験生にとって、試験会場のピンと張り詰めた雰囲気を体験できるのは模試を受けるメリットのひとつです。しかし緊張しすぎるあまり、本来解ける問題も解けないということは避けたいですよね。失敗が許されないと思うと、それがプレッシャーにもなります。「模試は力を試す機会だから、失敗を恐れずに全力を出し切ってきなさい」とわが子の背中を押してあげましょう。

模試の重要性を考えると、親も身構えてしまうかもしれません。でも、それもなんとかこらえたいところです。子供は、親の表情や声のトーンなどから緊張を敏感に感じ取るもの。親の緊張が伝わると、子供はさらに緊張します。そのため、親は笑顔で子供を送り出すくらいがちょうどよいのです。

【模試開始前】心がけたい3つのこと

模試が始まる直前に子供が心がけることは3つあります。

【1】鉛筆や消しゴムは2~3個出しておく

試験中に筆記用具を床に落とした場合、手を挙げれば試験監督に拾ってもらえることが多いです。ただ拾ってもらうまでに時間がかかることもあるので、鉛筆や消しゴムは2~3個多めに机のうえに出しておくと安心です。

【2】トイレは済ませておく

試験中に席を離れるのは時間のロスになります。そのため試験開始前にトイレは済ませておきましょう。

【3】試験監督の説明をよく聴く

開始直前には、試験についてのルールや注意事項が試験監督から説明されます。参考書やノートはカバンにしまい、集中して話を聞きましょう。

【試験中】心がけたい3つのこと

試験が始まったら、以下の3点を心がけましょう。

【1】字は丁寧に書く

採点者が読めない字で書くと「×」をもらう可能性が高いです。特に漢字は「トメ・ハネ・ハライ」をはっきり書きましょう。

【2】できる問題から解く

解けたはずの問題を残して時間切れとなるのを防ぐため、わからない問題に時間を使い過ぎず、解ける問題から先に解きましょう。

【3】解答欄の記入ミスに気をつける

小学校で受けるテストと違い、模試は問題と解答用紙が別なことが多いです。記入欄を間違えないように注意しましょう。

【模試が終わったあと】振り返りと解き直し

模試は、振り返りと解き直しまでがワンセットです。模試が終わったあとの取り組みが上手だと、成績を伸ばしやすくなります。

【1】模試を受けたその日

模試でわからなかった問題があれば、帰宅後すぐに解き直しましょう。模試を受けたばかりなので、苦手な箇所に気づきやすいです。解いた問題はファイルにまとめておくと復習しやすくなりますよ。

【2】結果が返ってきたとき

模試の結果が返ってきたら、親子で振り返りを行いましょう。大切なのは親が感情的にならず、結果を冷静に受け止めることです。感情的になると子供の自信喪失につながり学習意欲を損なうおそれもありますし、怒っても結果は変わりません。ですから悪かった部分は「伸びしろ」ととらえ、よかった部分は大いに褒めて、子供が次の模試に前向きに臨めるよう後押ししてあげましょう。

【3】模試の結果を次につなげる

模試は、受験勉強の優れた“教材”といえます。結果が返ってきたら、間違えた問題やわからなかった問題は必ず解き直しましょう。特に、ほかの受験者の正答率が高い問題を優先すると効率的に得点アップできます。「模試復習ノート」をつくるのもよいですね。模試復習ノートとは、正解や間違えた理由、正しい解き方や考え方、重要なポイントや注意点などを書き込むノートです。次の模試や入試直前に見直すこともできるのでおすすめです。

模試の流れを押さえよう

はじめて模試を受ける場合は右も左もわからず不安に感じてしまうかもしれません。そこで大切になるのが、あらかじめ模試の流れをシミュレーションしておくことです。模試を受ける前に、今回お伝えした内容を振り返ってみてくださいね。

※記事の内容は執筆時点のものです

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