連載 桜井信一の中学受験相談室

家庭学習で「下剋上算数」を頑張っています。過去問攻略までのステップアップの仕方を知りたいです|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

専門家・プロ
2020年5月19日 桜井信一

『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小6のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

現在小6の子供は、個別指導塾と家での学習で4教科とも何とか50台の偏差値です。集団塾も検討しましたが、結論として「家庭学習で親も見ながらやり抜こう」と決心し、1月頃から日々自宅に取り組んでいます。

そんな矢先、つい1ヵ月ほど前に「下剋上算数」問題集の存在を知りました。また、これもつい最近ですが、桜井さんが本を書かれていることを知り、物凄く身近に感じながら2~3冊読ませて頂きました。まさに、今のわが家の境遇と同じで、各教科ともとても参考にさせて頂いております。

「下剋上算数」は、これまで見た算数の問題集のなかで最も良いと思い、基礎編から難関編まで一緒に解いている途中です。

ただ、「下剋上算数 難関校受験編」と、実際の難関校の入試問題の間に、少し難易度の差があるように感じました。過去問に取り組む前に、この差を埋めることはできるのでしょうか。

今は夏休みに入るまでに、桜井さんおすすめの教材「計算免許皆伝」と「下剋上算数 難関校受験編」を、2周できないかと頑張っております。その後に過去問をやれば良いのか、あるいは、まだほかにやっておいた方が良い問題集などがあるのか。その辺りの、ステップアップの階段といいますか、距離感がイマイチつかめておりません。

ご教示頂ければ幸いです。よろしくお願いします。

相談者:FK
お子さまの学年:小6


桜井さんの回答

FKさま、はじめまして。

まず、「計算免許皆伝」と「下剋上算数 難関校受験編」は同じ時期にするものではないと思います。それこそ、下剋上算数の基礎編の前でも良いと思います。

難関編と入試問題に差があるのは問題文の量ではないでしょうか。一部の学校はかなりの難問を出題してきますが、合格最低点に必要なのはそこまで難しくないような気がします。

ただ、大問に慣れることも必要ですから、どこかのタイミングで小問集合と大問の同時並行をするのが良いと思います。大問の問題集となると市販ではもう過去問集と同じになるので、大手塾の学校別対策のプリントを入手する方がいいかもしれません。大学受験用テキストの充実度と比べると残念過ぎるくらい中学受験は市販テキストが弱いのです。


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※記事の内容は執筆時点のものです

桜井信一
この記事の著者
桜井信一 専門家・プロ

オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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