中学受験ノウハウ 連載 中学受験との向き合い方

親子で元気の素を書き込む「これでどうにかなりマンダラ」―― 中学受験との向き合い方

専門家・プロ
2020年7月28日 やまかわ

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首都圏の一部では、4人に1人の小学生が挑戦するともいわれる中学受験。子供の受験に親はどう向き合えばよいのでしょうか。この連載では、『中学受験は挑戦したほうが100倍子供のためになる理由』の著者である、田中純先生に中学受験との向き合い方をテーマにさまざまな話を伺います。

子供は親と別の人格を持っています。ですから、親の思い通りにはなかなか動いてくれません。あまり机に向かわないわが子の様子を見ると、「せっかく塾に入れたのに……」という気持ちと共に、疲労感に苛まれる親御さんは少なくないと思います。そうした状況を長く放置しておくと、やがて限界を迎え、家庭内の空気を悪くしたり、さらには心身の状態を悪くしてしまうことがあります。そうならない為に、親はどのようにして疲れを癒すべきなのでしょう。

疲労を抱えやすいシチュエーション

塾の送り迎え、お弁当をつくる、勉強を教える……どんな行動をとっても、活動すれば疲れます。もしも些細なことでイライラしたり、うんざりしたり、という感情が芽生えたら、疲労がたまってきたサインです。これから塾に送っていこうというときに、子供が準備に手間取っていたり、繰り返し繰り返し勉強を教えても理解してくれなかったりと、思い通りにいかないときに“何か爆発しそうな感情”があったら要注意です。なかには「私は疲労を感じないから大丈夫!」と思っている人もいるでしょう。しかし、それは疲労を感じにくいだけであって、疲労がたまらないということではありません。誰でも疲れを癒し、リフレッシュすることが必要なのです。

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田中純

田中純

  • 専門家・プロ

開成中学校・高等学校、国際基督教大学(ICU)教養学部教育学科卒業。神経研究所付属晴和病院、中高教諭、学校カウンセラーを経て公文国際学園開講準備に参加。現在は赤坂溜池クリニックやNISE日能研健康創生研究所、コミュニティ・カウンセラー・ネットワーク(CNN)などでカウンセリングやコンサルテーションを行っている。相性はDon先生。著書「ストレスに負けない家族をつくる」「中学受験は挑戦したほうが100倍子供のためになる理由」(みくに出版)。公式YouTubeはこちら

やまかわ

  • この記事の著者

編集・ライター。学生時代から都内で6年間塾講師を務める。塾講師時代は、おもに作文・国語・英語の科目を担当。小学生から中学生までの指導にあたる。現在は編集・ライターとして教育関連をはじめ、街歩き・グルメ記事の執筆取材をおこなう。