中学受験の「不安」に潰されないために、親が気をつけるべきこと
2018年3月12日
石井知哉
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受験に「不安」はつきものです。「不安で仕方がなくて力を発揮できない」というお子さんの話はよく耳にします。中学受験における悩みの一つ「不安」にどのように対処すべきなのでしょうか。
中学受験生の「不安」をなくすには?
通常の小学校生活を送る12歳の子供にとって、「合格か不合格かという一大事をうらなう試験に挑む」というのは、まさしく「不慣れな環境」そのもの。「失敗したらどうしよう?」と不安を感じるのが当たり前です。感じないとすれば、「ダメもとで受ける」とか「思い出づくりのための記念受験」とか、そういう場合くらいでしょう。
つまり、受験に対して真剣に臨む子ほど、より強く不安を感じるものなのです。したがって「不安をゼロにすること」は不可能です。まずはこの前提に立つべきで、そのうえで「不安に潰されないためにどうしたらよいか?」を考えるのが正しい筋道です。
「不安に潰されないメンタル」をつくるカギを握るのは親
何か新しいことに挑戦するとき、成功することもあれば失敗することもあります。「失敗する姿」や「悪い未来」を子供が想像するのは無理からぬことです。もちろん、「成功する姿」や「良い未来」を思い描くこともできるでしょうが、ひとたび「失敗する姿」や「悪い未来」を思い浮かべてしまうと、それで頭が一杯になってしまう。こうなると、集中を欠いて思うように力を発揮できません。「不安に潰される」とは、このように「マイナスイメージがプラスイメージを上回る状態」のことです。
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