連載 桜井信一の中学受験相談室

学校のテストは満点が取れて当たり前と聞き、中学受験をやめようか悩んでいます。|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

2020年9月16日 桜井信一

『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小5のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

はじめまして。小5の娘のことでご相談させてください。

娘は中学受験のため塾に通って勉強をしていますが、学校の国語のテストは平均75点ぐらいです。漢字は満点なのですが、塾の勉強に追われて学校の勉強はできていません。

学校のテストは満点が取れて当たり前と聞いて、中学受験をやめた方が良いのかどうか悩んでいます。塾のテキストは応用問題になると半分できるかどうかという感じです。

まずは学校の勉強をしっかりやって満点を取れるようになってから塾の勉強をはじめた方がよいのでしょうか?

相談者:ラッキー7
お子さまの学年:小5


桜井さんの回答

ラッキー7さま、はじめまして。

学習指導要領がどんどん改訂されて、小学校の勉強も侮れないんですね。算数のプリントで「通過算」がでたりしています。以前は「学校の勉強」と「中学受験」は別物と言われていましたが、最近はそうでもないと思います。

「学校の勉強があまりできない」→「中学受験はやめた方が良い」どうしてそうなるのかわかりませんが、少し冷静になって考えてみてください。どっちにしても勉強は放置できないのではないのですか?

中高の6年間、定期テストに追われる生活が続くわけです。勉強ができないと、そのたびに憂鬱になりますよね。放置できないのは明らかなのですからしっかりやりましょう。

中学の勉強も高校の勉強も、その土台は小学校の高学年にあり、そこを頑張るためにも中学受験というのはベストなタイミングなんです。しかも、子供が一番吸収しやすいタイミングかつ、親が状況を把握できる最後の機会です。中高生になったら「テストどうだった?」と訊いても目の前を無言で素通りされるかもしれませんよ。

時間がないのは塾に行くからではなく、学力不足なんです。解くのが遅いから両立できないのです。その解決法って何でしょうか?学力を上げるしか方法がないと思いませんか。

勉強は投げ出す理由がどんどん湧いてくる種目です。逃げ道がたくさんある中で踏ん張れるのかどうか。大人になるために最初に試されている試練なんだと思ってください。


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※記事の内容は執筆時点のものです

桜井信一
この記事の著者

中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。 勉強のコツや中学受験の裏事情をユニークな語り口で紹介するブログは根強い人気を博している。

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