連載 桜井信一の中学受験相談室

子供の反抗期に拍車がかかり、まともに勉強ができません。あきらめさせる事も考えましたが……|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

専門家・プロ
2020年11月04日 桜井信一

『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小6のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

この時期になって子供の反抗期に拍車がかかり、私(母親)への当たりがひどく、まともに勉強ができません。私は中学受験をあきらめて高校受験にシフトをしたいのですが、本人の受験したい気持ちだけが残っています。

小6からの塾通いで、なかなか偏差値30台から抜け出せずにいました。夏休みにコツコツ努力した成果もあって、やっと40台になる事が出来たのですが、それと同時に安心感と反抗期が同時に来たようで、私の管理を嫌がるようになりました。志望校は、偏差値43くらいの学校です。

それならば、と1人で勉強させるようにしましたが、やるべき事が分かっていない様子なのと(本人はしているつもり)、以前のような必死さがなくなり、勉強量が減って成績もみるみる下がり始めました。

勉強する範囲を指導しても、私の意見は聞きたくないらしく反抗的な態度のため、サポートする事が出来なくなりました。

志望校を下げる事や、あきらめさせる事も考えましたが、本人の気持ちとしてはどうしても志望校を受験したいようなので、あきらめさせるよりも、このままの状態で受験をさせて「不合格」という現実を経験するほうが本人の為になるのかな、と思っています。

厳しいようですが、子供の性格上、志望校を下げたりあきらめさせてもずっとしこりが残ると思います。このままの考えで進んでもよいのでしょうか。

相談者:きのこ
お子さまの学年:小6


桜井さんの回答

きのこさま、はじめまして。

むずかしい問題ですね。私は「反抗期」という問題で講演会をさせていただいたことがあります。都内の公立小学校にもお邪魔したことがあるのです。多くの親の共通の悩みですね。

お母様は何を望んでいるのか、本心は何なのか、落ち着いて考えてみてください。

私の親は「自分の人生だから一度痛い目にあってこい」という方針でした。ずっと疑問に思っていました。そして私は親になり、自分の子どもは同じようには育てませんでした。

失敗するのがわかっていてそれを見ているだけ、そして反省させる、本当にそれで良いのでしょうか。失敗の経験と自分を肯定する気持ちとどちらが子育てに必要でしょうか。「わたしもなかなかやるじゃん」という気持ちがモチベーションにつながると思うのです。


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※記事の内容は執筆時点のものです

桜井信一
この記事の著者
桜井信一 専門家・プロ

オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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