中学受験ノウハウ 連載 桜井信一の中学受験相談室

むずかしい問題になるとあきらめてしまう娘。どのように教えたらよいか悩んでいます|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

専門家・プロ
2020年11月10日 桜井信一

1
『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小6のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

小6の娘への勉強の教え方について悩んでいます。

本人がどうしても行きたい中学校(中堅校)があり、小5の冬から受験勉強をはじめました。個別塾に通い、家庭学習も私がつきっきりでみています。成績も徐々にあがってはきたのですが(現在偏差値45ぐらいです)、むずかしい問題や初見の問題になるとあきらめてしまい、勉強のペースが下がります。特に国語の説明文になると、精神的に幼いこともあり、歯がたたないようです。

「私が教えると自分で解こうとしなくなるのでは」と思ってやらせようとすると、すねてやりませんし、どのように対処していいか迷っています。できる問題は楽しそうにやるのですが……。

塾からの宿題はたくさんありますし、過去問も解かせたいのですが、娘のペースにあわせていると終わりません。特に国語の場合、無理にでも自分で解かせるのがよいのか、私が解き方を教えながら進めたらよいのか、それとも他に方法があるのか…。ぜひアドバイスをお願いします。

相談者:のりまき
お子さまの学年:小6


桜井さんの回答

のりまきさま、はじめまして。

もう6年生だと正攻法は厳しいかもしれませんね。やることが山積みでどれも捨てることができないでしょうから、新しいことの入る隙間もないでしょう。つきっきりならいいじゃないですか。楽しくいきましょう。

さて、この位置から目的地はあそこだな。自分ならどうする? そう考えてみてください。子どものことを外から眺めているように考えてはだめなんです。子どもと一緒に目的地までいく方法を考えるのです。いくら考えてもない場合は、それは「ない」のです。考えてもないのですから当然だと思いませんか。

続きは会員の方のみご覧いただけます

1