連載 桜井信一の中学受験相談室

塾の勉強内容が難しく、偏差値が上がったり下がったり……。転塾するべきかどうか悩んでいます|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

専門家・プロ
2020年11月16日 桜井信一

『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小4のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

小4男子の親です。小1から小4まで同じ塾に通っていますが、学年が上がるにつれて勉強の内容がかなり難しくなってきて、てこずっているようです。

今の塾には週テストと組み分けテストがあるのですが、成績がかなり下がってしまい、偏差値も上がったり下がったりを繰り返しています。

中学受験を2年後に控え、このまま今の塾に残るべきか別の塾に行くべきか悩んでいます。

 

相談者:美香
お子さまの学年:小4


桜井さんの回答

美香さま、はじめまして。

そりゃ通わせるだけじゃ多くの場合がそうなるのでしょう。よく考えてみてください。毎年何万人もの小学生が中学受験をするんです。入塾したときに考えていたレベルの学校に入学できる子は1割もいないですよ。

9割がた希望通りにならないのに、大勢と同じ道を辿れば終着駅は同じです。こんなわかりきったレースなのに皆が同じ方法をとるのです。よく考えるとおかしな話なんです。だからチャンスがある、私はそう考えています。

お子さんは、何がわかっていないのか、どういうところでつまずいているのか一緒に考えてやらなければいけませんね。

成績が悪い状態が長期間続くのは非常によくないのです。「自分は出来ない子」と決めつけてしまい、算数や国語の本質を吸収しないようになってしまいます。そういう意味ではそのまま続けるのは逆効果かもしれませんね。「自分でも出来る」という感覚を何度か経験させてあげてからでないと吸収しないと思いますよ。

まだ4年生、今からでも十分間に合います。問題は吸収できる状況にもっていけるかどうかですね。イチからやり直すつもりで再スタートを切りましょう。最初は親も併走が良いと思います。


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※記事の内容は執筆時点のものです

桜井信一
この記事の著者
桜井信一 専門家・プロ

オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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