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2021年入試を振り返る【第3回】変化する理科入試の背景と対策|なるほどなっとく 中学受験理科

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学習範囲が広く、難しいイメージがある理科の中学入試問題。難関校に多くの子どもを合格させてきたカリスマ講師・小川眞士さんが、子どもの理科力を育むためのヒントを伝えます。

2021年理科の入試問題の特徴を3回にわたって小川先生が解説する最終回。中学校が入試問題を作成するにあたってどのように考え、受験生に向けてどのようなメッセージを込めているのかをお話いただき、変化する入試問題へ対応するためのアドバイスもお伝えします。

入試問題は、「中学校から受験生へのラブレター」

今年の理科の入試問題には、二つの大きな特徴がありました。一つは、グラフの読み取りや作成の問題が増えたこと。

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小川眞士

小川眞士

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小川理科研究所(東京都豊島区)主宰。都内の中学校教諭を経て、四谷大塚進学教室理科講師に。開成や桜蔭の特別コースを約25年間担当、コース生28人全員が開成中学に合格した実績を持つ。教務主任や副室長も務めた。2009年4月に小川理科研究所を開設。主な著書に、『中学受験 理科のグラフ完全制覇』(ダイヤモンド社)、『これだけ理科』(森上教育研究所スキル研究会)、『カンペキ小学理科』(技術評論社)がある。

水溜 兼一(Playce)

  • この記事の著者

雑誌・新聞の編集・ライターを経て、現在は、通信教育企業のキュレーションサイトや大学案内のライティングなどを担当。