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植物の花が咲くのはなぜ? 開花から植物のしくみを考えてみよう|なるほどなっとく 中学受験理科

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学習範囲が広く、難しいイメージがある理科の中学入試問題。難関校に多くの子どもを合格させてきたカリスマ講師・小川眞士さんが、子どもの理科力を育むためのヒントを伝えます。

入試理科では、理科的思考力が求められます。子どもの理科的思考力を養うためには、普段から身の回りのいろいろな事象に興味を持ち、その原因を理科的視点で捉える姿勢が大切です。今回は、さまざまな事象のなかから「植物の開花」にフォーカスして、小川先生にお話いただきます。

なぜ植物は毎年同じ季節に花を咲かせるのか

春の桜やアブラナ、夏のヒマワリやアサガオ、秋の菊やコスモス、冬のツバキやスイセン……。日本では季節ごとにいろいろな花が私たちの目を楽しませてくれます。でも、植物はなぜ、毎年同じ時期に花を咲かせるのでしょう? 人間のように五感で「春が来た」「夏になった」と感じることができないのに、どうして咲く時期がわかるのでしょうか? 実は、植物の開花には、昼夜の長さと気温の変化が大きく関係しています。

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小川眞士

小川眞士

  • 専門家・プロ

小川理科研究所(東京都豊島区)主宰。都内の中学校教諭を経て、四谷大塚進学教室理科講師に。開成や桜蔭の特別コースを約25年間担当、コース生28人全員が開成中学に合格した実績を持つ。教務主任や副室長も務めた。2009年4月に小川理科研究所を開設。主な著書に、『中学受験 理科のグラフ完全制覇』(ダイヤモンド社)、『これだけ理科』(森上教育研究所スキル研究会)、『カンペキ小学理科』(技術評論社)がある。

水溜 兼一(Playce)

  • この記事の著者

雑誌・新聞の編集・ライターを経て、現在は、通信教育企業のキュレーションサイトや大学案内のライティングなどを担当。