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小学3年生の理科でつまずきやすいポイントはどこ?


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小学校2年生までは「生活」という科目で勉強をしていた内容が、小学3年生になると「理科」と「社会」に分かれます。それだけ専門的な学習になっていくということです。だからこそ、ここでつまずくお子さんも増えてくるのです。そこで今回は、理科に絞って小学校3年生がどのような学習をしていけばいいのかリサーチしてみました。

理科学習の進め方

※画像はイメージです

まず、理科の勉強法の基本について、簡単にお話ししましょう。

丸暗記はNG

理科の学習で一番おすすめしないことは、丸暗記です。暗記に頼ってしまうのは理解できなくはありませんが、理科の学習は「好奇心」がもっとも重要なので、日頃の遊びのなかで理科に接する機会をあたえてあげましょう。

体験学習を積極的に利用する

理科は、座学だけで理解するのは難しい教科です。そのため、理科で習う内容を実際に体験させてあげるのもひとつの手です。遊びの中で使える理科アイテムはたくさんあるので、お子さんにあったものを選んであげてください。また、スマホアプリやゲームなどの形で理科に接することができるものもたくさんあります。それを利用するのもひとつでしょう。

小学3年生で扱う内容

小学3年生が習う理科の内容は、つぎのようなものになっています。

A 「物質・エネルギー」分野

(1)物と重さ
(2)風やゴムの働き
(3)光の性質
(4)磁石の性質
(5)電気の通り道

B 「生命・地球」分野

(1)昆虫と植物
(2)身近な自然の観察
(3)太陽と地面の様子

これに基づき、たとえば「昆虫と植物」の単元でヘチマなどの植物を育てて観察したり、蝶などの昆虫の成長の過程や体の仕組みを観察したりします。

つまずきやすいポイント「物と重さ」

※画像はイメージです

小学校3年生の理科で、つまずきやすいポイントのひとつが「物と重さ」だといわれています。この単元では、物の重さや体積を調べ、物の性質について「物の形が変わっても重さは変わらない」「体積が同じ物でも重さが異なることがある」ということを学びます。ここでつまずいてしまうのは、小学3年生の時点では「物の質感」「大きさ」「重さ」の関係がまだ正しく理解できていないからです。

この弱点を克服するためには、実際にモノを手に持ったり、重さを量ったりして、実際に感じてみるのがいちばんです。「発泡スチロールのブロックは大きくても重くない」「粘土のかたまりをいろんな形に変形させても重さは変わらない」「コップ1杯の水と同じ重さの脱脂綿はどれくらいの量か」といったことを体験するうちに、物の重さの性質が理解できるようになっていきます。

まとめ

今回は、小学3年生の理科学習に焦点を当ててみました。親御さんご自身が小学3年生だったころを振り返って「理科は難しかったなあ」というイメージがあるかもしれません。けれども学習教材のレベルが年々上がっているため、弱点を克服するチャンスは以前よりも恵まれているのではないでしょうか。お子さんに「理科は楽しいもの」と思ってもらえるようにいろいろと工夫してみましょう。

※記事の内容は執筆時点のものです

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