【連載50回】「ゆる中学受験」に込めた思い[前編] ―― 親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」
進学個別桜学舎で塾長を務める亀山卓郎先生のコラム「親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」」の連載が、おかげさまで50回目を迎えました。そこで亀山先生が提唱され、そして著書のタイトルにもされている「ゆる中学受験」について、改めてそこに込められた思いを2回に分けてお聴きします。
“前時代的”な中学受験に違和感
―― まずはここまで中学受験、特に中堅校受験に関わるさまざまなお話をお聴かせ頂きありがとうございます!
連載50回、これは「中学受験ナビ」さんの連載のなかでもトップクラスの回数だとか! 正直、ここまで続くとは思っていませんでしたが……(笑)。引き続き、私の経験が親御さんの役に立つのであれば幸いです。
―― 今回は連載50回を機に、「ゆる中学受験」の考えが生まれた背景、そしてそこに込められた思いを改めてお聞かせ頂きたく考えています。そもそも先生が千葉で塾経営をしていた頃は、高校・大学受験が専門だったそうですね?
おっしゃる通り、はじめは千葉で塾を経営していました。そこでは主に高校・大学受験の指導をしていて、中学受験の子を教えたのは数回程度でしたね。ちなみにその当時、私は中学受験に対して正直良いイメージを持ってなくて。特に昭和の頃の中学受験塾には、「もっとやる気を出せ!」と無鉄砲に生徒を叱りつけたり、「あなたの育て方が悪い!」と親御さんに言い放ったりと、威圧的な態度で親子を“支配”する先生が多かった。現在はそうした先生は減ってきましたが、たとえば「模試の点数が悪い!」と頭ごなしに生徒を叱り、子どものやる気をますますなくしていってしまう、といった塾は今でもあるようです。
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