川は理科の学び場 ―― 地層と流水の働きを知る|なるほどなっとく 中学受験理科
専門家・プロ
2021年6月29日
水溜 兼一(Playce)
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学習範囲が広く、難しいイメージがある理科の中学入試問題。難関校に多くの子どもを合格させてきたカリスマ講師・小川眞士さんが、子どもの理科力を育むためのヒントを伝えます。
入試理科では、理科的思考力が求められます。子どもの理科的思考力を養うためには、普段から身の回りのいろいろな事象に興味を持ち、その原因を理科的視点で捉える姿勢が大切です。今回は、さまざまな事象のなかから「地層と流水の働き」にフォーカスして、小川先生にお話いただきます。
動いている日本列島。「地層」から変化を垣間見れる
北東から南西に弓なりに伸びる日本列島。しかし日本列島は昔からいまの形だったわけではありません。いま陸地のところが大昔は海の底だったこともありますし、その逆もあります。非常に長い年月をかけていまの形になったわけです。そんな日本列島の変化を伝えるのが地層です。
地層とは流水に運ばれた土砂が河口で層状になったものです。土砂は粒の大きさによって、れき(2mm以上)、砂(0.06~2mm)、泥(0.06mm以下)の3つに分かれます。積もる順番は、下図のように粒の大きいものから小さいものへと、れき→砂→泥の順となります。そして、たい積された物が固まってできた岩石を「たい積岩」といいます。
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