身の回りで「てこの原理」を応用したものを探してみよう|なるほどなっとく 中学受験理科
専門家・プロ
2021年7月07日
水溜 兼一(Playce)
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学習範囲が広く、難しいイメージがある理科の中学入試問題。難関校に多くの子どもを合格させてきたカリスマ講師・小川眞士さんが、子どもの理科力を育むためのヒントを伝えます。
入試理科では理科的思考力が求められます。子どもの理科的思考力を養うためには、普段から身の回りのいろいろな事象に興味を持ち、その原因を理科的視点で捉える姿勢が大切です。今回はさまざまな事象のなかから「てこの原理」にフォーカスして、小川先生にお話いただきます。
「てことは、支点を中心に回転する棒」だと考える
理科の入試では「てこの原理」に関する問題が取り上げられることがあります。棒やおもりが複雑に組み合わさった図を見て、力のつり合いに関して計算します。問題を見て「難しい」と感じる親御さんも多いかもしれませんが、てこの原理はシンプルです。原理をきちんと理解して、身の回りのもののなかに、てこの原理が応用されているものを親子で探してみると理解が深まります。今回はてこを利用した道具について考えてみましょう。
そもそも「てこ」とは何でしょうか? てこを使った道具では、支点、力点、作用点を考えるのですが、みなさんのなかには、下記のような典型的なものをイメージされる方もいらっしゃると思います。
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