[連載]中学入試直前どうしてた?/7校受験!不合格続きでも自信を持ち続け、最終日に掴んだ合格の秘訣とは?/渋谷教育学園渋谷中高卒 東京大学Hさん
今回話を訊いたのは渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校(以下、渋渋)の卒業生で、東京大学 教養学部 教養学科4年のHさんです。1月・2月と7校を受験し、最終日に渋渋の合格を掴んだHさん。モチベーションを維持し続けることができたのは何故なのか、当時を振り返ってもらいました。
渋谷教育学園渋谷中高卒 東京大学Hさん
受験校と合否
<1月入試>
- 第一志望校(チャレンジ):渋谷教育学園幕張⇒ 不合格
- 第二志望校(実力相応):栄東⇒ 合格
<2月入試>
- 第一志望校(実力相応):慶応普通部(2/1)⇒ 不合格
- 第一志望校(実力相応):慶応中等部(2/3)⇒ 不合格
- 第二志望校(チャレンジ):栄光学園(2/2)⇒ 不合格
- 第二志望校(チャレンジ):聖光学院(2/4)⇒ 不合格
- 第二志望校(実力相応):渋谷教育学園渋谷(2/5)⇒ 合格・進学
自分から進んで中学受験をしたい思った記憶はないんです。慶應を志望していたのは自分の意思ですが、その理由は「苦しい受験勉強をもうしたくない」というものでした。
Contents
中学受験を決めたのはいつごろで、どのような塾に通っていましたか?
小4から希学園に通っていました。中学受験を決めたのは、塾に入ってそのまま成り行きで受験をする流れになったからです。
志望校はどのように決めましたか?
小5のときに塾の先生の引率で、開成などいろいろな学校の文化祭に行ったのですが、「この学校に行きたい」と思うことは特になかったですね。慶應の付属校を第一志望にしたのですが、それは「もう受験をしたくない」という気持ちからでした。
直前期はどのような勉強をしていましたか?
塾は小5のときは週4でしたが、小5の2月からは週5になりました。平日は週に4日、17時に塾について20時に授業が終わり、22時まで自習をして帰宅。0時に就寝して7時に起床という生活を送っていました。土日もどちらかは志望校別の授業を受け、どちらかは公開模試を受けて、塾漬けの毎日を送っていました。塾の拘束時間が長かったので、家で勉強することは全くなかったです。
勉強方法は、とにかく塾で与えられたカリキュラムをしっかりこなすことに徹しました。教材は塾のオリジナル教材を使っていました。宿題の量がとても多い塾だったので、全ては消化できず、塾の教材以外を買って勉強することもありませんでした。
教科別の対策はどのようにしていましたか?
国語と理科が足を引っ張っていたのですが、国語は塾で対策を続けた結果、秋に急激に伸びました。理科をほかの3教科でカバーし、力を出しきれれば受かるかな、という状況でした。
国語の記述問題に苦手意識があったため、通常のカリキュラムとは別で対策をしました。志望中学にかかわらず、解けば力がつくようなオーソドックスな論述問題を先生に選んでもらい、土日に塾に行って添削をしてもらっていました。その結果、秋に成績が伸び、苦手科目から得点を稼げる科目になりました。
また、小5のころから新聞を読むことが習慣になっていたので、漢字も自然と覚えていました。分からない言葉が出てきたら辞書を引き、それでも理解できない記事は親などに聞いていました。「知りたい」という好奇心は強かったですね。
社会は得意でした。元々好きな科目でしたし、旅行も好きで地理に関心を持っていたので、特に苦労して勉強した記憶はありません。新聞を読んでいたおかげで、時事問題の対策を別でする必要もありませんでした。
算数は、計算は早い方だったと思います。低学年のころは得意科目でした。綺麗な解法ではなくても、粘り強く泥臭くできる問題は性に合っていたと思います。逆に、ひらめきを必要とする図形や作図問題は苦手でした。渋幕は作図問題が出るのですが、
とじる
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