[連載]中学入試直前どうしてた?/合格率30%でも自分を信じて勉強を続け、見事 第一志望校に合格/桜蔭中高卒 慶應義塾大学Kさん
今回話を訊いたのは桜蔭中学校高等学校(以下、桜蔭)の卒業生で、慶應義塾大学4年のKさんです。模試では常に合格率30%、成績にも波があり不安定だったというKさん。1月受験では3校不合格というまさかの結果に落ち込みますが、メンタルを立て直して見事合格を勝ち取ったKさんに、当時を振り返ってもらいました。
桜蔭中高卒 慶應大学Kさん
受験校と合否
<1月入試>
- 第一志望校(チャレンジ):渋谷教育学園幕張 ⇒ 不合格
- 第二志望校(チャレンジ):千葉県立千葉 ⇒ 不合格
- 第三志望校(チャレンジ):市川 ⇒ 不合格
- 第四志望校(安全圏):東邦大学付属東邦 ⇒ 合格
<2月入試>
- 第一志望校(チャレンジ):桜蔭 ⇒ 合格
- 第二志望校(チャレンジ):豊島岡女子学園 ⇒ 不合格
文化祭に行ったときに雰囲気を重視して志望校を決める方もいるかと思いますが、私はどちらかというとレベルで志望校を決めました。
Contents
中学受験を決めたのはいつ頃で、どのような塾に通っていましたか?
兄が二人いて、二人とも中学受験をしていたので自然な流れで受験することになったと思います。小4から、兄も通っていた市進に通いはじめました。
小6の夏からは、平日は週3で市進に通い、土日は志望校別の対策のために早稲田アカデミーのNNに通っていました。平日の塾がある日は21時くらいまで授業があり、家に帰ってからも軽く復習をして、23時くらいに寝るという生活でした。
秋から直前にかけてはどのような対策をしましたか?
早稲田アカデミーのNNに通い、とにかく過去問研究を重ねました。過去問はNNに通いはじめた小6の夏からやっていましたが、特にこの時期は注力して過去問を解きました。
得意科目は算数、苦手科目は理科でした。理科は全体的に苦手と思っていたのですが、成績を見ると天体や植物などの暗記科目が苦手ということがわかりました。なので暗記をするというより、理解することを重視しました。苦手科目でしたが、苦手意識を持たないよう、勉強が嫌にならないように気をつけて取り組みました。
算数は計算ミスなどのケアレスミスを絶対にしないように、日ごろから気をつけていました。小学校の先生に言われたのは「図形が苦手」。対策は塾の教材を使用し、繰り返し解いて完璧にできるようにしました。
国語は記述問題の対策を重点的に行いました。NNの授業も記述中心で、先生に添削してもらう進め方で勉強をしました。
社会は隙間時間に暗記をするようにしていました。夜寝る前が暗記系は定着しやすいと聞いていたので、寝る前にやっていました。時事問題は塾で配られた教材を使用したくらいで、特に新聞を読んだりはしませんでした。
教材はどのような教材を、どのように使っていましたか?
通っていた塾のテキストの出来なかった問題に印を付け、できるようになるまで繰り返し解き直しを行っていました。塾のテキストやプリント以外の教材はやりませんでした。
過去問はいつから何年分、どのように解きましたか?
小6の夏あたりから塾の指示に従い過去問を解きはじめました。桜蔭、豊島岡は10年分くらい解いたはずです。「時間配分や問題傾向に慣れる」という目的意識を持ち、時間を必ず計って解くようにしていました。印をつけて繰り返し解いていましたが、解き直しの際には、なぜ間違えたかを青ペンで
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