中学受験 過去問を解く意義と、取り組む際の心構え
中学受験において、「過去問」は「指導者(塾、家庭教師)」「模試」と並ぶ重要ツールです。今回は、過去問の重要性と取り組み方についてお伝えします。
Contents
[1]中学受験の過去問で「志望校のクセをつかむ」
中学校ごとに入試問題の出題内容は異なります。まさしく千差万別で、いくら模試で高得点・高偏差値を叩き出していても、志望校がどのような問題を出すのかを知らずに受験に挑むのは無謀です。過去問を使って、志望校の入試問題のクセを把握します。合格者平均点や合格最低点を公表している学校も多いので、そういった情報を参考に「合格のための目標点数」を算出しておくのもよいでしょう。「志望校の入試問題のクセ」と、「合格のための目標点数」を把握することで、合格するための具体的な学習戦略を立てられます。
[2]中学受験の過去問で「ゴールを見定める」
何キロ走ればいいのかわからないマラソンは苦痛そのものですよね。受験勉強も同じことで、「何をどこまで勉強すればいいのか」がわからないと辛いだけです。この点、過去問を見れば、どの程度の難易度の問題が出るのかがわかります。過去問を通じて「入試ではこのレベル、このパターンの問題を解ける必要がある」というゴールが見えると、優先順位をつけた勉強ができます。
[3]中学受験の過去問で「やる気につなげる」
過去問は「実際に入試で出た問題」です。解ければ嬉しいので、「もっと頑張ろう」と思えますし、解けなければ悔しいので、「もっと頑張ろう」となる。いずれにしてもやる気のアップにつながります。もし、お子さんの自己評価が低く自信をもてないタイプであれば、過去問のなかから、習った範囲の問題を選んで解かせてみましょう。
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