丸つけの上手なやり方とは? 勉強の効果を最大化させる答え合わせのコツ5選
塾や学校の宿題の中には、丸つけまで求められるものがあります。子供が低学年のうちは、保護者がチェックすることが多いでしょう。一方、高学年の子供なら、自分で答え合わせをすることが大切です。とはいえ、解答集を見ながら、自分の答えに赤ペンで○や×をつけるだけでよいというものではありません。今回は、勉強の効果を最大化させる丸つけのコツをお伝えします。
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丸つけが大切な理由を理解しよう
子供の多くは「丸つけは問題を解いた後のオマケ」くらいにしか思っていません。しかし、丸つけを含めた答え合わせは、問題を解くこと以上に大切です。その理由としては、たとえば次の3点が挙げられます。
- 自分の行ったことの結果に責任を持てるから
- できない問題と向き合う機会を得られるから
- 勉強した内容が記憶に残りやすくなるから
保護者はこれらの理由をきちんと伝えて、子供が自分で丸つけをするように促していくとよいでしょう。
勉強の効果を最大化させる丸つけのコツ5選
問題を解いた後の答え合わせのやり方次第で、勉強の効果が最大化します。丸つけのコツを5つ紹介します。
1. こまめに丸つけをする
問題を解いてから数日後に複数ページをまとめて丸つけする子供がいます。しかし、このようなやり方では、問題を解いたときの記憶も薄れていて、答え合わせで「自分がどこでどのようにまちがったのか?」を思い出せません。
そのため、記憶が鮮明なうちにこまめに丸つけをすることが大切です。1ページ解き終わったら、もしくはその日の宿題が終わったら、すぐに答え合わせをしましょう。自信のない単元では、1問解くごとに解答を見て、自分の解き方が正しいかどうかをチェックしてもよいくらいです。
2. 一字一句照らし合わせる
子供が自分で丸つけをすると、まちがっているのに○にしてしまうことがよくあります。「自分の答えは絶対に正しい」と思い込んでいるからです。
こういう子供には、自分の答えと解答集の正解を一字一句照らし合わせる訓練をさせるとよいでしょう。最初のうちは保護者の方でもチェックし、漢字の部首や「てにをは」などのミス、小数点の位置といった細かいところに目を向けるよう声かけすると効果的です。そして、「ちょっと下記まちがっただけだから」などと言い訳して○にするのではなく、どんなに些細なミスでも×にすることの大切さも伝えます。
3. まちがったところだけを修正する
子供たちの多くは、まちがいを直すとき、赤ペンで正解を丸写しします。しかし、このような修正作業は、時間がかかる割に、学力の向上につながりません。
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