中学受験ノウハウ 連載 中学受験との向き合い方

苦手科目克服のために親にできるアシストは ―― 中学受験との向き合い方

専門家・プロ
2022年2月13日 やまかわ

首都圏の一部では、4人に1人の小学生が挑戦するともいわれる中学受験。子供の受験に親はどう向き合えばよいのでしょうか。この連載では、『中学受験は挑戦したほうが100倍子供のためになる理由』の著者である、田中純先生に中学受験との向き合い方をテーマにさまざまな話を伺います。

勉強のモチベーションが下がりやすくなる要因のひとつが、苦手科目です。親子で「なんとかしなければ!」と、ただがむしゃらになっても、お子さんの嫌気ばかりが増してしまい逆効果、すなわち、やる気を失ってしまうことがあります。しかし大人が上手にアシストすれば、苦手克服に向けて前向きになることもできます。

克服のための3つのポイント

苦手なことを克服するためには、自分自身の弱点を見つめ、それに応じた適切な解決策を取ることが大切です。とはいえ、自分を客観視して計画を立て、実際にアクションを起こすことは、小学生の子供にはハードルが高い行為です。親御さんには、そのためのサポート役として、ぜひお子さんを支えて欲しいと思います。

そのための大前提として、まず忘れないでいてほしいのは、中学受験であろうがそうでなかろうが、勉強は苦しませるための活動ではないということです。学ぶ行為は、例外もあるかもしれませんが、基本的には嬉しいことであってほしいのです。

頭の中のクエスションマーク(?)が、エクスクラメーションマーク(!)になったとき、ある種の緊張感からの解放がありますよね。学ぶ行為で得られる快感、できなかったことができるようになった快感を大事にしてほしいわけです。その「幸せ感」が、さらなる学び ―― 楽ちんではなくても「喜びが感じられる学び」―― へと学習者を突き動かすのです。

そういった観点で考えると、親御さんの腕の見せどころは、勉強そのものを教えるというよりも、むしろ、お子さんのつまずいている部分を特定して、できるようになるための行動や考え方を提案したり、その過程を点検・評価してあげることだと思います。

弱点の特定は、模試や塾のテストの正答率を見れば、単元ごとにどれだけ理解力があるかを把握できるはずです。そのうえで以下3点のポイントをおさえたアシストを心がけてみましょう。

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田中純
田中純 専門家・プロ

開成中学校・高等学校、国際基督教大学(ICU)教養学部教育学科卒業。神経研究所付属晴和病院、中高教諭、学校カウンセラーを経て公文国際学園開講準備に参加。現在は赤坂溜池クリニックやNISE日能研健康創生研究所、コミュニティ・カウンセラー・ネットワーク(CNN)などでカウンセリングやコンサルテーションを行っている。相性はDon先生。著書「ストレスに負けない家族をつくる」「中学受験は挑戦したほうが100倍子供のためになる理由」(みくに出版)。公式YouTubeはこちら

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この記事の著者

編集・ライター。学生時代から都内で6年間塾講師を務める。塾講師時代は、おもに作文・国語・英語の科目を担当。小学生から中学生までの指導にあたる。現在は編集・ライターとして教育関連をはじめ、街歩き・グルメ記事の執筆取材をおこなう。