宿題が雑な子にどう対応する? 「終わらせる」だけの勉強を改善させる5つの方法
塾に通っている中学受験生は、日々の宿題に追われがちです。6年生になると、塾によっては宿題の量が倍増し、保護者は「やり切れないのでは?」という危機感が強まります。一方で、子供は「終わらせる」ことを優先して宿題を短時間で片付け、保護者を焦らせます。このような状況を打開するために保護者は子供にどう対応すればよいのでしょうか。
Contents
保護者が思い込みを捨てることが先決
子供に宿題への取り組み方を改善させたければ、保護者が思い込みを捨てることから始めるとよいでしょう。
勉強時間の長さで評価してはいけない
保護者は、子供が時間をかけて宿題に取り組んでいると「勉強している」と思いがちです。しかし、そのように勉強時間の長さで評価するのは好ましくありません。なぜなら、子供の多くはダラダラ問題を解いたり、ボーッと考え事をしたりしているために時間がかかっているだけだからです。かけた時間が本当の意味での勉強になっているとは限りません。
受験勉強では勉強法の改善が大事
どんなに宿題に時間をかけようとも、結果が出ていないのなら改善の余地があります。結果が出ない勉強法を続けると、子供の気持ちもどんどん沈んでいきます。そうならないように、勉強時間をものさしとする評価をやめ、子供が以前よりもできるようになったことに目を向けるとよいでしょう。
「終わらせる」勉強を改善する5つの方法
宿題が雑な子供に改善を促すための5つの方法を紹介します。保護者のサポートで子供の勉強の質を高めましょう。
1. 宿題に取り組む目的を子供に伝える
宿題はできないことを発見し、できることを増やすためのチャンスで、「終わらせる」こと自体が目的ではありません。まずはこのことを保護者が子供にしっかり伝えましょう。その上で、空欄が多いことを叱るのではなく、どうして空欄ばかりになるのかを子供とじっくり話し合います。そうすれば、授業を聞いていない、理解できていないことが多いなどの原因が明らかになり、空欄が埋まるような勉強法を具体的に考えるきっかけになります。
2. 時間をかけずに結果を出せたら褒める
子供が30分を目安とする宿題を15分で解いて、その正答率も高かったら、保護者は「短時間でできて素晴らしい」と褒めるとよいでしょう。逆に、ダラダラ時間をかける子供には、ストップウォッチを使って時間で区切ることが大切です。「解けるけれども時間がかかる=できない=低評価」という意識を刷り込み、時間をかけずに結果を出す習慣を身に付けさせたいところです。
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