物語文・小説の特徴とつまずく原因・対策5選! 読みやすい文章なのに実は難しい?
国語の問題では、物語文や小説は論説文や説明文よりも読みやすい印象を与えます。一方で、読みやすいはずの文章なのに、多くの中学受験生の足を引っ張り、失点の原因になっているのも事実です。今回は、中学入試国語で出題される物語文や小説の特徴と、受験生がつまずく原因・対策を解説します。
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中学入試国語で出題される物語文や小説の特徴
「物語文」と「小説」は厳密には異なるジャンルですが、中学入試国語では同じと考えてよいでしょう。いずれもストーリーがあり、その中で登場人物たちがさまざまな活躍をします。
テーマの王道は主人公の「成長」
物語文や小説のテーマは多種多様ですが、中学入試国語で出題されるテーマの王道は主人公の「成長」です。「成長」はさらに「家族」「友情」「恋愛」などに細分化されます。しかし、いずれの場合でも、主人公が何か大切なことに気づいて、これまでの自分とは違う自分へと変化していく過程が描かれます。
中学入試国語でよく出題されるのは、受験生と年齢の近い小学生・中学生・高校生が主人公の作品です。大人の視点から書かれていても、その中で子供の姿(父親から見た息子など)が描かれていることも少なくありません。
心情が直接書かれているとは限らない
物語文や小説では、「うれしい」「悲しい」などの心情が直接書かれているとは限りません。そのため、登場人物の言動や情景描写などから心情を読み取らなければならないことが多く、そういう場面がよく問題になります。また、主人公の心情の変化は「主題」と呼ばれ、主題を読み取ることも求められます。
物語文や小説で受験生がつまずく原因・対策5選
物語文や小説で受験生がつまずく原因とその対策を5つ紹介します。
1. 主人公に感情移入してしまう
主人公に感情移入して「自分ならこう思う」「自分ならこうする」と考え、本文に書かれていることを無視して自分の気持ちなどを答えます。その結果不正解になりますが、不正解の理由に納得できず、物語文や小説に苦手意識が芽生えます。
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