連載 中学受験のよもやま話

“深化”するグローバル教育#3 ―― 学習院中等科「伝統的な帰国生教育」|中学受験のよもやま話


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私学が力を入れている国際交流プログラムを見ると、いわゆる「英語教育」「語学教育」だけでなく、各校ならではのグローバルな視点を通し、これからの社会に対応していく力を養う教育に取り組んでいることがわかります。ここでは私立中高一貫校が独自に生み出し実践する、特色あるグローバル教育プログラムを紹介していきます。

今回紹介するのは、学習院中等科・高等科(以下・学習院)のグローバル教育です。

※紹介するプログラムは、新型コロナウイルス感染症対策として中断している場合もあります

帰国生の受け入れ開始から40年

学習院は、帰国生入試の先駆けともいえる学校のひとつです。長い伝統をもつ「帰国生教育」に対する期待は大きく、志望者が多い国や地域に教員が自ら赴き、学校説明会も開催。中等科の「帰国子弟入試」の定員は約15名ですが、ここ数年の志願者はそれを大きく上回る80名ほど。実際には、定員よりも多く受け入れることもあるようです。

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